2010年5月 |
日時 | 2010/5/29 |
銘柄 | ジュブレイシャンベルタン2008(ジャンテ・パンショ) |
感想 | ![]() 銀座7丁目のビストロ「アンテリブル」で飲んだワインです。インポーターはヴィノラム。状態は良好。 これがボトルで6000円台というのは一般的なレストラン価格と比べてずいぶん安く思えますし、今の時点でまだ市場で見かけない08ビンテージがオンリストされているというのもちょっと不思議な気がします。 で、肝心な香味のほうはというと、想像以上に濃いです。 グラスに鼻を近づけると、コンポート状のダークチェリーやカシスなどの果実。八角や甘草などのエキゾチックなスパイスやハーブ、オーク、それにアーシーなニュアンスが立ち上ります。 味わいは目の詰まった瑞々しい果実味の第一印象。少し太めのしっかりした酸がそれを支えています。タンニンも豊富ですが、飲み手を拒絶するような険しさはなく、どこまでもなめらか。 以前飲んだ00、01年などが癒し系だった記憶がありましたので、思いのほか強いワインなのは意外でした。濃厚な中にもエレガントさを失っていないですし、このクラスでも口の中で豊かな表情抑揚があるのはさすがです。5〜6年程度寝かせると面白そうです。 ★楽天でジャンテ・パンショ(ジャンテ・パンシオ)を検索。★ |
日時 | 2010/5/24 |
銘柄 | ブルゴーニュ・コートシャロネーズ・フォルチューヌ08 (A・Pヴィレーヌ) |
感想 | 久々に自宅でブショネに遭遇しました。 割田屋さんで以前2本購入したパリゾの02ブル。1本目がすばらしい味わいだったので、期待して開けたのですが、コルクを抜いた瞬間、なんともいえない違和感が‥。酷いブショネならこの時点でわかるのですが、今回のボトルはコルクの臭いをかぎなおして、大丈夫かな??と思いつつグラスに注いでみて、ああやっぱり‥という具合でした。
安くはなかったとはいえ、とりあえずACブルだったのが不幸中の幸いでしょうか。 平日だったらサランラップに浸して飲んでしまうところですが、この日は休前日でしたので、ささやかな贅沢として、もう一本あけることにしました。![]() チョイスしたのは、先日購入しA・Pヴィレーヌの08ブルゴーニュ・コートシャロネーズ・フォルチューヌ。これって、ディゴワーヌの若木のようですね。値段もディゴワーヌよりワンランク安く設定されていますが、さて。 ラズベリーやオレンジの皮、紅茶、梅、ハーブなどのクリーンな香り。飲んでみると、酸基調のミディアムボディで、口の中で赤系果実が弾けます。ベーシックラインのPNとして文句のない健康的な味わいです。それでいてボジョレーっぽくもなく、きちんとピノしているところが好ましいですね。 08年はユドロバイエに続いて2本目ですが、なんというかやや化粧っ気をじるユドロバイエと比べると、こちらは良くも悪くもスッピンの美少女、という印象。どちらもジューシーで美味しいですけどね。 半分小瓶に移したものを中一日空けて飲んだところ、香味とも向上していました。ニューリリースのボトルはこういうところも楽しみのひとつです。。 ディゴワーヌも同時に買ったので、半年ぐらい置いてから飲んでみようと思います。 ★楽天でヴィレーヌを検索。★ |
日時 | 2010/5/23 |
銘柄 | 自宅から歩いて2〜3分のところにあるワインバー「GLIKO」が2号店を出したことは聞いてましたが、食べログを読んだら、子連れOKのようなので、家族4人で行ってみることにしました。
「ワインと飯 ボレロ」![]() 入ってみると、安手の喫茶店のような店内。4人席で片側がソファという変わった4人席があるかと思えば、私たちが座ったテーブルはなぜか一脚だけ丸椅子。ファッションなんでしょうか?それとも単に内装にカネをかけてないだけ??よくわかりません。 ワインリストは、すべてボトル2〜3000円台という安さ。グラスワインも6種類ぐらいあります。 ![]() とりあえずこの日はカミサンも一緒でしたので、ビール代わりに泡モノを1本注文してみました。 プロセッコ・ディ・コネリアーノNV(カルペネ・マルヴォルティ) 店のリストでも高額なボトルでしたが、それでも3800円。シャルマ方式で作られるスパークリングです。辛口ですよね?と再三確認して頼んだのですが、飲んでみると、う〜ん、結構甘いですね。とはいえ、果実由来のイヤみのない甘さです。味わいはすっきりとした中にフレッシュな果実感があります。アルコール度も11度と低めなので、ビール代わりにクイクイいけます。カミサンと二人であっという間に空いてしまいました。 ![]() 飲み足りないので、サンタ・デュックのエリタージュをグラスで。前日抜栓ということで、やや果実味がベッタリしてましたが、まあとりあえず充分なレベルでした。 料理はなかなかレベル高いです。自家製のパンも美味しいですし、スペアリブやリゾットなどは子どもたちもよく食べていました。デザートもなかなか。唯一残念だったのは、子どもが飲むオレンジジュースが500円と(この店にしては)結構高めだったこと。子どもたちは2杯ずつ注文しましたが、これだけでワイン1本飲めてしまいます。 結局以下のメニューを注文して、会計は15K弱。おそらく大人4人でもひとり5Kはいかないと思います。 レバーのパテ アサリの白ワイン蒸し シーザースサラダ カキのブルゴーニュバター スペアリブ 本日のリゾット 本日のパスタ デザート×3品 オレンジジュース4杯。 ワイン 泡もの×1本。グラスワイン2杯。 ![]() このブログの読者の興味の対象からは外れるかもしれませんが、たまにこういう気軽にグビグビ飲めるワインレストランというのもイイなあと思いました。 |
日時 | 2010/5/21 |
銘柄 |
少し間が空いてしまいましたが、この日は三軒茶屋のA.K.さんに行きました。ベロベロになるまで飲んでしまい、それぞれの感想をあまり覚えていないので、ざっくりいきたいと思います。
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日時 | 2010/5/18 |
銘柄 | ブルゴーニュ08(ユドロ・バイエ) |
感想 | ![]() 数週間前に購入していたのですが、07年を開けたときの繊細さを思い出し、じっくり休ませまてから飲むことにしました。 グラスに注いでみると、07年よりは明らかに濃い色調。ラズベリー、チェリー、オレンジの皮、ハーブ、ダージリン。味わいはジューシーで果実味が瑞々しい。やや神経質なところもありますが、総じて綺麗な酸がそれを支えます。タンニンはおだやかですが、フィニッシュにやや収斂性。 温度の上昇とともに香りが開いてきました。トーンが高めで、フローラルなイイ香りです。味わいは酸基調ですね。フィニッシュのタンニンもあまり目立たなくなりました。奥深いものはありませんが、素直に美味しいと思える味わいです。2Kの裾モノとしては充分でしょう。買い足しに走るほどではありませんけどね‥。 翌日:小瓶に移していたものを飲みましたが、全くヘタることもなく美味しく飲めました。2000円ちょっとで、二日にわたってこれだけ楽しめるのであれば、褒めない方がへそ曲りだという気すらしてきました。お買い得じゃないでしょうか。ちなみに、小瓶に移すときは、飲みはじめる前にあらかじめ移してしまうのがポイントです。 ★楽天でユドロ・バイエの08年を検索。★ |
日時 | 2010/5/8 |
銘柄 | シャンボールミュジニーV.V06(ユドロ・バイエ) |
感想 | ![]() GW明けの週末。明日は朝イチで町会の緑道清掃、午後から子供のピアノ発表会と、多忙な一日になりそうなので、土曜の今日は一日のんびりゴロゴロと過ごしました。 夕方からはなにかワインを開けようと、セラーを物色。到着して間もないユドロバイエ08年やポンソの07裾モノを試す手もありましたが、これらはもう少し休ませることにして、この日はセラーに寝かせていた06年のVVを開けることにしました。 グラスに注ぐと、底が透けて見える程度の中程度のルビーの色調で、全般にオレンジのニュアンスが見え始めています。香りはラズベリー、カシスのコンポート、オレンジピール、バラ、紅茶、ミネラル、シナモン、皮革、それに少しばかりスーボワっぽい雰囲気も。 飲んでみると甘くクリーンな果実味のアタック。タンニンはなめらかに溶け込んでおり、酸も豊かでじんわりした感じ。ナチュラルな酒質は相変わらずで、すでに充分飲み頃になっています。万人が美味しいと言いそうな甘くて外向的な味わいは、低めのアルコール度と相まって飲みやすく、グイグイと杯が進みます。夕食前なのにボトル半分簡単に空いてしまいました。 ただ、リリース当初に飲んだ時には、デュジャックに近いものを感じて、あのような熟成をしてくれることを期待していたのですが、そこまでのレベルではありませんね。熟成のペース自体思いのほか早そうですし、このまま置いておいても、あまり伸びしろがなさそうな気もします。味わいにももう少し旨みが乗っていると期待していたのですが‥。逆に言うと、そういうところが、デュジャックの超一流たる所以なのでしょう。 ★楽天でユドロ・バイエを検索。★ |