昨年、松山に出張した折りお世話になった「松山の愛好家さん
」O氏が出張でこちらにいらしたので、オーグードゥジュールにて迎撃?させていただきました。
■ピエール・ジモネ・ブリュット・フルーロン2000
ピエール・ジモネのブラン・ド・ブランの上級キュヴェ。柑橘系果実や白い花、ミネラルなどの清明な香り。口に含むと、心地よい炭酸とともに、適度なコクと爽やかさがあり、中庸を得た味わいです。ピエール・ジモネって、値段も穏当ですし、悪くないですね。自宅用に買い増しておきたいと思いました。
★楽天のピエール・ジモネ。ノーマルキュベがもう一声安いといいんですけど。★
■ムルソー2006(ジャノボス)
話題の作り手ですが、飲むのは初めて。どんなもんかと興味津々です。 香りはかなり閉じた中から、白桃やゴールデンデリシャスなどの果実とミネラルというか鉱物的なニュアンス。口にふくみますと、なめらかでつややかなテクスチャーに只者ならぬ雰囲気は感じるものの、酸が引っ込みがちで、ややバランスの悪さを感じます。時期的なものなのか、ポテンシャルを引き出しきれていないような印象が拭えないボトルでしたね。賛否両論ある生産者ですが、どうなんでしょう?どこかで改めて飲んでみたいと思いました。
★楽天にも残ってますが、結構いいお値段ですね。★
■シャンベルタン・クロドベーズ2000(アルマン・ルソー)
先だって飲んだクロ・サンジャックがとてもよい熟成具合でしたので、こちらも期待して持ち込みましたが、2000年といえども、クロ・ド・ベーズともなると、少しばかり早かったようです。カシスやダークチェリー系の果実に、紅茶、バラなどのフローラルな香り、オレンジピール。典型的な熟成香はまだ前面にでてきてません。味わいは凝縮された果実味中心の立体感のあるものですが、フィニッシュにややタンニンが残ります。今でも十分美味しいですけど、もう数年寝かせてもよかったようです。
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■エシェゾー95(ジャック・カシュー)
この日一番の銘柄。ボトルの状態がとても良かったようで、14年経過とは思えないような、若々しい香味でした。果実やアロマチックな要素が主体の香りで、いろいろな花の花束やファンデーションのような心地よいニュアンスもあります。味わいもクリーンで凝縮された果実を中心にバランスよくまとまっており、見事なものです。正直、ここまですばらしいジャック・カシューを飲んだのは初めてです。わりと若飲みしてしまう生産者ですが、じっくり熟成させるとこんなにすばらしくなるのかと、目からウロコでした。この日ばかりはルソーが前座になってしまいました。
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5人で4本ということで、飲み足りなかったときに備えて、先週の「神の雫」の使徒ワインをスペアに持参したのですが、結局そこまでは行き着きませんでした。私自身、やや風邪気味だったこともあり、今朝は酷い二日酔い状態。ふつうこれ位の量ならどうということはないんですけどね。やっぱり体調管理は重要ですね。
↑ご覧にならなかった方のために。ちなみにコレです。いずれ飲んでみたいと思います。
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