昨日はピュリニーさん宅でワイン会でした。昼過ぎから伺って、終電近くまでダラダラと飲んでましたが、嫌な顔ひとつせず、素晴らしい料理をこしらえてくださったピュリニーさんご夫妻、どうもありがとうございました。料理の数々、美味しゅうございました。
飲んだワインは以下。
■ヴーヴクリコ・ブリュット・ロゼ
ご結婚の際、奥様から贈られたものだそうで、なんとラベルはご夫妻の名前のエッジングですよ。こんなサービスあるんですね。美しいサーモンピンクの色調。キメ細かく豊かな泡と伸びやかな酸。乾杯で飲んでしまうのはもったいないような素晴らしいシャンパーニュでした。ある意味、これがこの日の一番だったかも。
■ロゼ・ド・ジスクール06
この日は少しばかり蒸し暑いぐらいの陽気でしたが、そんな日にふさわしい、爽やかな、それでいてしっかりとコクや旨み感もある美味しいロゼ。ジスクールのオーナーが自家用に少量仕立てているものだそうで、今度自宅でも買ってみようかなと思いました
■プイイ・フュッセ・ジュリエット・ラ・グランド2002(コーディエ)
久しぶりに飲んだジュリエット・ラ・グランドはやはりすばらしいものでした。トロリとした濃厚な果実味とそれを支えるしっかりした酸。最近のVTは、キュベ・ボトリティスという甘口仕立てもあるようですが、この銘柄もセックといいながら、かなり甘みを感じますね。
■ニュイ・サンジュルジュ・プルミエクリュ・テール・ブランシェ
(ルシアン・ル・モワンヌ)
これは珍品でしょう。プリモー・プリセー村で生み出されるAOCニュイサンジュルジュの白。ニュイの白というとミネラルギンギンの硬い味わいを思い浮かべますが(って、私だけ?)、この銘柄はバタリーでふくらみがあり、よく開いていて美味しくいただけました。
■ピュリニー・モンラッシェ・ピュセル2002
(ジャン・ボワイヨ)
のびやかで強靭な酸と、抑制の効いたクリーンな酸。緻密な密度感。いいですね、ジャン・ボワイヨ。当日運搬のためか、時期的なものか、香りが閉じこもっていてなかなか開いてくれませんでしたが、グラスの中でじっくり待っているとほんのりと開いてきました。
■シャンボールミュジニー・レ・サンティエ01
(エルヴェ・シゴー)
ボトルの写真が間違って、白にまぎれこんでしまいましたが、これはある意味、非のうちどころのないブルゴーニュのピノでした。ミネラル的要素もありながら、かなり熟成感の乗った、スーボワや皮革主体の芳香。口に含めば、酸が綺麗で癒し系の味わい。まだ6〜7Kで市場にありますが、今飲むのなら、同じようなプライスレンジの05の村名などより、こちらでしょう。
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■カナイオーロ06(テスタマッタ)
これも面白い銘柄。名前のとおり、セパージュは通常キャンティの補助品種などで使われるカナイオーロ100%。飲んでみると、果実味豊かでありながら、攻撃的なところや近づきにくいところが全くなく、角のとれた球体のような味わい。見事です。オススメ。お値段も結構高いですけど‥。
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■シャルムシャンベルタン2001(シャルロパン・パリゾ)
昨年飲んだクロ・サンドニの01年もよかったですけど、このシャルムもすばらしかったですね。01年とは思えないような充実した果実味と、それを支える上質な酸、タンニン。とてもバランスのよいピノです。やはりパリゾは好きな生産者です。
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■エルミタージュ・キュベ・エミリー98
(ドメーヌ・デ・ルミジエール)
これも珍品のようですね。10年経過していますが、果実味はまだまだ若い感じです。ただし、タンニンは丸く溶け込んでいて、今の時点でも抵抗なく飲むことができます。さすがエルミタージュというべき、リッチで構造の大きなワインです。
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※最後にソーテルヌもいただきましたが、写真をとるのを失念してしまいました。7人で9本でしたので、帰りはベロベロ。事前にアミノバイタルとウコンの力飲んでおいてよかったです。
それにしても、いつもと違ったメンバーのワイン会というのは、こちらが予想もしないような銘柄が出てきて、面白いですね。自己のレパートリーを広げる意味でも有意義な会でした
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