2008年4月 |
日時 | 2008/4/19 |
銘柄 | カミサンの誕生日&結婚10周年でオー・グードゥジュールへ。 コラムの方でアップしてます。 |
日時 | 2008/4/12 |
銘柄 | シャンボールミュジニー・レ・ゾードワ2000(R・グロフィエ) |
産地 | 仏>ブルゴーニュ |
購入店 | かわばた |
価格 | 6800円 |
感想 | 週末ということで、少し良い銘柄を開けてみました。どうも最近ブルに食傷気味なのは、飲む銘柄がリリースしたての若いボトルに偏っていたことともあるかなと思いまして、セラーの中で、ある程度熟成の進んだものを探したところ、この2000年のグロフィエ1級が目に留まった次第です。
色調は濃いルビーで、エッジには予想したほどオレンジは入っていません。しかし、香りはかなり熟成が進んでいることを思わせるような、黒い果実のコンフィ、黒蜜、八角、甘草、なめした革、それにいわゆるスーボワ香などがグラスから立ち上ってきます。味わいもこなれてきていいい按配になっています。若いグロフィエは、樽のフレーバーがかなり幅を利かせていますが、さすがにこのぐらい時間が経過すると、オークも目立たなくなっています。クリーミな酒質の中にタンニンは溶け込み、じんわりした酸がトーンの低い果実味を支え、口の中で旨みがグンと広がります。フィニッシュにはやや苦みがかったフレーバーのアクセント。果実の凝縮感と各要素の複雑さ、それらのバランスのよさ、順調に年月を重ねたことをうかがわせる熟成感や旨み感など、このクラスとしてはおよそ非のうちどころのないブルといえます。
あえてケチをつけるとすれば、シャンボールにしては、ミネラル感とか伸びやかな酸とか石灰系のフレーバーとか、そういう要素があまり前面に出てこず、出所不明的な面が若干あるかな、と。まあないものねだりではありますが‥。
それにしても、2000年のブルって、特段の長熟銘柄以外は、今飲むのにちょうど良い頃合になっていると言ってよいのではないでしょうか。 ちなみにこのボトル、購入記録を紐解いてみたところ、2002年の10月にかわばたさんで6800円で買ったものでした。このプライスは、きっと当時としても安い方だったと思うのですが、せめて7〜8000円ぐらいでこのクラスの銘柄を買えるようになってほしいものです。【中吉】![]() ↑写真は05年。 ★楽天でグロフィエの銘柄を探す。 |
日時 | 2008/4/7 |
銘柄 | オ・ボン・クリマ・イザベル・モーガン2002 |
産地 | 米>カリフォルニア |
感想 | 今日は上の子の小学校の入学式でした。幼稚園のときはほとんど式典には参加しなかった私ですが、今回は、有給休暇をいただいて出席しました。娘が通うのは、私の母校ではないのですが、それでも何十年ぶりかに入る小学校の構内というのは、なんとも甘酸っぱいような懐かしさを感じさせるものでした。
さて、ワイン愛好家たるもの、こういう日こそ記念のワインの開け時なんですが、娘の生まれ年の2002年となると、ボルドーはもちろん、ブルにしても上位クラスはちょっとまだ早い気がするし、さてどうしたものかと悩んだ挙句、結局セラーの中から選んだのがこの銘柄です。![]() ご存知サンタバーバラの怪人?ジム・クレンデネン氏が娘の名前を冠したこの銘柄、以前は単に「イザベル」という名称でしたが、01年から「イザベル・モーガン」になったようですね。このイザベル、何年か前に飲んだ98年は激ウマでしたが、この2002年については、WA誌では86点という低評価。さて、どんなものかという興味もあり。。 色調は濃いめのガーネットで、エッジにはオレンジが見え隠れしています。香りはトーンの低い、ブラックチェリーやブラックベリーなどの黒い果実、スパイス、焦臭、それにキノコや黒い土系のアーシーなニュアンス。口に含むと、たっぷりとしてクリーミーな味わいで、ややオコゲがかった黒い果実をジワジワとした酸が支え、タンニンは柔らかです。余韻の短さや焦げたフレーバーなどイマイチな点はありますし、何年かに一度の記念日に開けるには、やや迫力不足の感は否めませんが、WA誌の86点というのはちょっと辛すぎではないかと。多少贔屓目が入るかもしれまえんが、わたし的には、ほどよく熟成が入って美味しくいただけました。 ちなみに、同じくオ・ボン・クリマから、息子の誕生を記念してリリースされたのが「ノックス・アレクサンダー」。こちらは下の子のVTの03年を購入してあります(ベタですが…(^^;)。イザベルにしても、一時ほどのベラボーなプライスは影を潜めましたし、こうした銘柄をお子さんの生まれ年の記念に揃えておくのもよろしいかと思います。【小吉】 ★楽天でオ・ボン・クリマを探す |
日時 | 2008/4/6 |
感想 | ![]() ヴォーヌロマネ2005(シルヴァン・カティアール) グラスから立ち上るカシス、ブラックベリー、シナモンや胡椒などのスパイス、遅れてオーク。。VRらしく華やかでスパイシーな香りです。村名ですが、骨格がしっかりしていて、重心の低い味わい。余韻は酸基調ですが、時間とともにバランスがより向上します。いいワイン。 【小吉】 ヴォーヌロマネ・アン・オルヴォー2005 (シルヴァン・カティアール) まさしく村名の延長線上にある香り味わいながら、全体に酒質の凝縮度、粘度がワンランク上の印象。1級らしい味わいです。黒い果実味がより豊かなため、村名でやや目立っていた酸が相対的に目立ちません。個人的にはもう少し酸に張りがあってもいいかな、とも思います。好みの問題ですが。マルコンソールなどもさぞ美味しいんでしょうね。【小吉】 ★楽天のシルヴァン・カティアールのワイン。 プライスが高めのためか、タマ数は結構あるようです。 ![]() ヴォーヌロマネ2005(ナタリー・ヴィゴ) 赤と黒の中間ぐらいの果実に、スパイス、オレンジピールなどが絡んで、よいブドウを使っているなあと思わせるような、明るく健康的な香り。口に含むと、ジューシーな果実。酸は伸びやかでタンニンは柔和。スケール感はないけれども、今でも近づきやすいし、ずっと口に含んでいたいような健全な美味しさがあります。【小吉】 ★ナタリー・ヴィゴのワイン ジュブレイシャンベルタン2005(J・ロティ) たしか、J・ロティの畑名なしのジュブシャンは初リリースでしたよね。比較的やさしいルビーの色調。赤と黒の中間ぐらいの果実にオーク、赤サビ、スパイスなどが絡むすばらしい芳香。味わいはなめらかな果実味とエッジのとれた酸により、全体に丸く、バランスが良好です。これはイイですよ。1級やグランクリュはさぞすばらしいんでしょうね。【中吉】 ★J・ロティとフィリップ・ロティの2005VT。 …と基本的には賛辞が続くのですが、村名で8000円前後(カティアールに至っては10K超)のプライスを見てしまうと、ちょっと興ざめしますねぇ。 そんなところに、カウンターのソムリエさんたちと、横に座っていた詳しそうな方の会話から、先々週の試飲で出ていた、05のドメーヌ・デ・クロワ(だったかな?正式なドメーヌ名はうろ覚えです…)のボーヌがすごくよかったとの情報を聞き、思わず衝動買いしてしまいました。プライスは村名と1級2本で12Kと、昨今の相場としてはまあ安めといってよいでしょうか。村名の方は遠からず飲んでみようと思います。。 |