ということで、勝沼にブドウ狩りに行ってきました。
10時過ぎに出発、調布インターまでが予想外に混んでいて、1時間ぐらいかかってしまいましたが、高速に乗りさえすれば、あっという間ですね。結局2時間半弱で到着しました。
以前盆略ワイン倶楽部の盆さんに教えていただいた「信玄うどん」にて昼食。
ここのウドンはコシがあって、ボリュームのわりに値段もお安く、オススメです。
ブドウ狩りは、事前にいくつかリサーチした中から、職場の得意先の知り合いの若尾秀葡萄園というところに行きました。
棚仕立てのブドウの木に房がたわわに実っているところを初めて見た子供たちは、それだけで大喜び。 食べきれないほど試食したあとは、調子にのってチョキンチョキンと刈り取るものですから、親の方は、お勘定が心配でハラハラしました。(笑)
その後、まだ時間に余裕があったので、メルシャン勝沼ワイナリーを見学。週末ですと、1時間半ぐらいの専門的なワイナリーツアーがあるようですが、平日は、売店のお姉さんが15分ぐらいでざっとひと通り施設を見せてくれる程度です。まあ見学自体はそれなりでしたが、売店のヨコに小洒落たテラスがあって、ここでお茶を飲んだり、ブドウアイスを食べたり、お土産を見たりと、のんびりしました。
宿泊したのは、観光スポットとして名高い町営「ぶどうの丘」の宿泊施設。お値段がリーズナブルな上に、部屋数が21しかないので、週末は数ヶ月先まで予約でいっぱいですが、今回はたまたま直前にキャンセルが出たらしく、和室をとることができました。部屋は広く、窓からの眺望もすばらしいものですが、
ここはあくまでも町営の施設、本業のホテルや旅館と、サービスやホスピタリティを比べるのは、野暮というものでしょう。とはいえ、夜景がすばらしい「天空の湯」の露天風呂とか、
ワインマニアが見逃せないカーブの試飲とか、一度は泊まってみる価値があると思います。これらの施設はもちろん日帰りでも利用可能ですが、泊まりなら帰りを気にせず、のんびりできますからね。
なお、カーブの試飲は、1000円でタートヴァンを購入すれば、写真の通り、 相当な数の銘柄をテイスティングすることができます。ただ、この手の試飲の常で、一部に抜栓後かなり時間が経っているのでは、と思うようなボトルもありました。ここまでやるなら、いっそ窒素充填式のワインサーバーとか導入して欲しいところです。)
また、 この地にはトンネルカーブという、地下カーブの施設がありまして、レンタル料が寺田倉庫などに比べて圧倒的に安いので、長く寝かせるボトルたちは、こちらに移してもいいなあ、と真剣に思いました。
夕食は、「ぶどうの丘」施設内にあるレストランにて。ムードのあるレストランですが、家族連れにとって、他の選択肢がないのはちょっとキツイかな、と思いました。子供用のメニューも少ないし‥。ワインは相当な数の現地のワインをグラスで頼むことができますが、抜栓後日にちが経っているのではないかと勘ぐって、あえてハーフボトルを注文しました。
アルガーノ・ポシケ2005demi(勝沼醸造)
白桃やライチなどのフルーティな香り。口に含むと、爽やかな酸のあと、中盤に生食ブドウっぽい甘い果実味が広がります。甲州ブドウを「ゲビュルツに似ている」という向きがありますが、なるほどそういう側面もあるなあ、と思いました。ただ、個人的にはもっと辛口に仕立てられた方が好みです。【吉】
ちなみにお値段は1600円。 下の売店に行けば、924円で売っているのですから、もう少しお値段を抑えてくれてもいいんじゃないかと思いますが‥。
翌日は、10時にチェックアウトして、近隣の「ほったらかし温泉」に。およそ30分ぐらいの行程ですが、結構山の中に入っていく感じがあり、おいおい大丈夫かよ、と思いましたが、行ってみると温泉の施設自体は子連れでも全く問題のないものでした。また、ウワサには聞いてましたが、
山上から甲府盆地を見渡せる露天風呂の眺望は本当にすばらしく、気持ちのよい時間をすごすことができました。さらに天気がよければ富士山が見えるそうですが、あいにくこの日は煙っていて見ることはできませんでした。
その後は、「笛吹川フルーツ公園」で子供たちを遊ばせて、夕刻帰宅。東京からこれだけ近距離なのに、充実した観光ができて、大人も子供もいろいろ楽しめるという、本当にいいところですね、山梨って。また、遠からず出かけたいと思います。
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