人間ドックの検査結果が送られてきました。この封筒の封を開けるときの
ドキドキ感って、きっと健康体の方にはわからない類のものだ
と思いますが、今回は以前から指摘されている眼圧と脂質以外、ヤバそうな所見はなかったのでひと安心でした。実は肝臓の数値に軽微な変化が見られる、とのことだったんですが、これはきっと人間ドック当時気管支炎でクスリを飲みまくっていたことによるものだと勝手に解釈しています。
そういうわけで、この日もお祝いのボトルです。
このユベール・リニエは、2002年4月に小田急ハルクのセールで 購入したもの。生産量が少なく滅多に見つからないシャルムシャンベルタンを別にすれば、ユベール・リニエの中ではクロ・ド・ラ・ロッシュに次ぐと目される銘柄です。3年弱経過して、どんなもんだろうかと思い、開け
てみました。
色は濃いめのガーネットで、エッジはオレンジがかってきています。 香りはなかなかに魅惑的な、カシス、ダークチェリー、紅茶、皮革、オレンジの皮など、ピノらしい、心地良い香りです。
口に含むと、ほどよい凝縮感と透明感がある中に、オークが溶け 込んでほどよくクリーミーな酒質です。
ただ、各構成要素については、タンニンは乾き気味だし、酸はやや 緩いというか、締りがない印象があって、なめらか感に欠ける感は 否めません。 98年って、私が今まで飲んできたボトルたちがたまたまそうなのか、
ビンテージ全般にわたってそうなのか、どうもテクスチャーにギスギス感を感じるものが多いように思えて、あまり好きになれないんですが、残念ながらこのボトルも例外ではありませんでした。
ボトル半分残して明日に回しましたが、さてこのボトル、翌日まで持つでしょうか?【89→90】
翌日:香りもまずまず残っており、味わいには旨み感が出てきて、初日よりも好印象になりました。
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