この銘柄、なんでも「ANAのファーストクラスで出される」スパークリングだそうです。そんな謳い文句に釣られて共同購入に参加(3本購入)してる私もミーハーだなあと思いますが、これ位の価格でそれなりに美味しい泡ものに出会えると、我が家の夏場のビール比率も少しは下がるかもしれません。
グラスに注ぐと、5気圧のシャンパーニュに慣れてしまっている(こちらは3気圧)せいもあるのかもしれませんが、泡はおだやかで少し物足りない感じです。色調はやや黄緑がかかった中程度のイエロー。香りはカリンやグレープフルーツなどのさわやかな果実香に加えて白い花のミツやシャンピニオンっぽいファクターもあります。口に含むと、結構甘く、ジューシーで、味わいの後半には苦味も加わります。炭酸の勢いがイマイチなこともあって、ややキレが乏しい気がしますが、よく冷やして飲めば、お酒を飲みつけない方でも美味しいというような味になるのではないでしょうか。到着当日にさっそくあけてしまったこともあり、若干暴れていた印象もありますが、1200円という価格を思えばまあ十分でしょう。
ちなみに、「ファーストクラスで採用」というのは、「ファーストクラスのウエルカムドリンク」で出されているというのが真相のようです。ファーストクラスなどには乗ったこともない私ですが、そういえば、どこぞのエアーのビジネスクラスで飲んだスパークリングもこんな味わいでした。
【84】
|