日時 |
2004/5/1 |
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世はGWだが、我が家は元々予定が無かったことに加えて、上の子が風邪で発熱。休みだというのにほとんど身の自由が利かない日々となってしまった。
そんな中でなんとか小一時間ほどの「自由時間」を作って行ってみたのが近所の信濃屋の有料試飲。最近以前ほどの勢いを感じない信濃屋のワイン館だが、なんのかんの言っても近所にこういうショップがあるのはありがたいことです。
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銘柄 |
コルトンシャルルマーニュ2001
(ブリューノクレール) |
感想 |
あまり見かけないブリューノ・クレールのコルトンシャルルマーニュ。ハーブやライチ、シトラス、白い花などの若々しい香りに加えて強烈なミネラル香。味わいは意外にスリムで、上品な透き通った酸により、酒質は縦方向に広がるイメージ。まるで良質なソーヴィニヨンブランを思わせるような、爽やかで清楚な柑橘系主体の味わいで、それでいてきっちりとした構造があり、オークが決してでしゃばらないところや味わいの印象がボッテリとしていないところが素敵。これがきっと時間の経過と共に妖艶に変貌してゆくのだろうが、今の時点では、同時に飲んだコシュデュリのような知名度と味わいの「判り易さ」がないところが販売上の悩ましさかもしれない。一杯800円。
【92】 |
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銘柄 |
ムルソー2000(コシュデュリ) |
感想 |
やや黄緑がかった濃いめのイエロー。注ぎたては還元的な状態でやや「臭い」ニュアンスがあるが、グラスを回すと消えてゆく。バニラ、シャンピニオン、ミネラル、その奥から熟した青リンゴなどやレモンなどの柑橘系の果実。味わいはクリーミーで艶やかな一方で、ピンと張ったような酸が液体に緊張感をもtらしている。若いコシュデュリを飲むといつも、ひとつ間違えば下品になりそうな強いオークと特徴的な青リンゴやレモンのような果実との絶妙な取り合わせに感心する。別の飲み物に例えるとレモネードですかね。(ちなみにコーヒー牛乳はシュバルブラン。)一杯1200円。
【91】 |
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銘柄 |
ジュブレイシャンベルタン2002
(ラ・ジブリオット) |
感想 |
クロード・デュガの子供たちがはじめた話題になったネゴシアン。実はこのボトルは前日の試飲アイテムの残りということで、グラスも200円という破格?のプライスだった。
中程度のルビーの色調。ラズベリーやダークチェリーのジャムっぽい果実や紅茶などの比較的シンプルな香り。味わいはとりたてて凝縮感があるとか果実の鮮度が高いとかいうわけではないが(その意味でクロードデュガのイメージを期待すると裏切られる)抽出の具合がちょうどよく、酸もクリーンで、中庸を得た心地よい味わいではある。
わりとベタッとした果実がよくも悪くも印象的。1日経過しているので、これが実力かはなんとも言えないがまあ参考程度にということで…。【87?】
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