2004年1月 |
日時 | |
銘柄 | Ch.ラフィットロトシルト64 |
産地 | 仏>ボルドー>メドック1級 |
購入店 | 土浦鈴木屋で購入後4年弱セラーに保存 |
価格 | 23400円 |
感想 | ![]() さて、 元旦ということで、この日は少しばかしゴージャスなワインを開けてみた。この64ラフィットは2000年の春先に土浦鈴木屋から購入したもの。飲む機会がないまま4年近くたったが、ちょうど40年という区切りの正月だし、2人目の子供が生まれて帰省中だった家族も帰ってきたしということで。 色はエッジにレンガが見える中程度のオレンジガーネット。香りはドライな黒い果実やしんみりとしたスーボワ、ヨード、スパイス。最初印象だった果実香は時間とともにリキュールっぽく変化。味わいはさすがに力強さや凝縮感はないが、透明感のある味わいと儚げなバランスが古酒らしさを感じさせる。果実味はすでにドライアウト気味だし、時間がたつとかなり酸味が出てくるものの、全般にコンディションは良好で、醤油だのワラだの馬小屋だのというニュアンスが見られなかったのは幸いだった。まあ絶対値的な実力や評点よりも今回ばかりは、(マーラベッセや蔵出しでなく)市井のルートで購入した40年前のボトルが良好な状態で生きていたということに拍手を送りたい。 【91】 |