う〜む、もう7月も終わりだというのに、今月の掲載本数はわずか6本。これってHPを始めてから最小本数ではなかろうか。公私とも忙しくてなかな時間がとれないのに加えて、最近減量に励んでいるものだから、平日はほとんどワインを飲んでないのである。あと1〜2ヶ月はこんなペースになると思うけれどもご了承いただければと思います。
さて、週末の今日は少し早いと知りつつ、セラーの中に他に適当なボトルがなかったこともあり、2000年のブルを抜栓。濃厚なルビーの色調。香りはすでにとても魅力的なブーケを放っている。ラズベリーやブラックチェリー、丁子などのスパイス、紅茶、土、毛皮などのクラシックな芳香。口に含むと、さすがにまだタンニンが堅いものの、素性のよさを感じさせるクリーンな果実味が口中に広がり、旨み感もたっぷりとある。そしてそれにごく控えめなオークがアクセントを添えて、実にオーソドックスなブルゴーニュに仕上がっている。若さゆえと思われる苦味と芯を残した果実のような堅さがとれれば、さらにすばらしい味わいが期待できるだろう。この作り手、地味だけれどもいい仕事してます。【89】
|