前回からまた1週間、間が空いてしまったが、やっと週末ということでセラーをゴソゴソとあさって、ジゴンダスを代表する作り手サンタ・デュックの2000年ものを開けてみた。紫がかった、健全な色調のガーネット。香りは閉じ気味だが、ジャム状のブラックチェリーやプラム、ハーブ、ミネラル、それに土っぽいニュアンス。味わいは甘く豊かな果実味が印象的。酸も豊かで、タンニンはよく熟してなめらかであり、クリーンで豊かな体躯は飲みごたえがある。ただ、アルコール度の高さとあいまって、今はまだちょっと飲み疲れする感じも。とはいえ、奇をてらわずに正攻法で丁寧に作られたローヌという感じで、2年ぐらい寝かせるとイイ感じになりそう。もちろん今でも美味しいですけどね。
【88】翌日:みずみずしさは失せたがどっしりと落ち着いた味わいになった。
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