照明暗かったため、色調は割愛。
オー・コート・ド・ニュイ99
(プリューレ・ロック)
プリューレ・ロックの白なんてあったのか、と驚きつつ。厚みのある果実味はコッテリとしていて、中盤蜜のような甘みを伴うが、反面ややアルコールが浮いているようなところもあり、各要素がまだ落ち着いていないような印象。【85】
ジュブレイ・シャンベルタン・オー・コンボット97
(デュジャック)
グラスに顔を近づけるや、思わず「ハァーッ」と溜息が出てしまうような、芳しいデュジャック香は、赤系果実、マツタケ、ファンデーション、 バニラ、それに鉄っぽいニュアンスなど。味わいは力強くはないが、透明感のある果実味がなめらかな酸やタンニンとバランスされており、フィニッシュは調和がとれていて心地よい。相も変わらずこの作り手は素晴らしい。【89】
ラトリシーエル・シャンベルタン92
(フェブレイ)
チェリー や赤系の果実のシロップ漬けやアールグレイ、それに花のようなフローラルな香りが中心で、92年にしてはまだ熟成香はあまり出ていない。味わいは非常にクリーンな果実味や伸びやかな酸がある一方で、なにかが今ひとつ足りない。深みがないというか、味わいにニュアンスが足りないというか…。フィルターをかけすぎているんじゃないか、なんてエラソーな感想を述べてみたり。【88】
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