2001年9月26日(水)〜

日時 2001/10/5
銘柄 ブルゴーニュ・ルージュ・ポサンジェ89
(ルモワスネ)
産地 仏>ブルゴーニュ
価格 2500円
コメント

ルモワスネの89ACブルゴーニュは先日開けた白がすばらしかったので、今回も期待がかかる。
色はどんよりとエンジ色がかった中程度のガーネット。
香り。これはいけない。煮詰めた醤油、ヨード、消し炭などのヤバイ雰囲気。口に含んでみると、案の定、マディラっぽい第一印象。酸がダレてドロンとしているが、それでいて、舌にピリリとくるものがあり、後半には乾いたタンニンが支配的になる。注ぎたてはまだ飲めるが、時間とともに、グラスを遠ざけたくなるような不快な臭いを発散し、味わいも陽の光を浴びたドラキュラのように、急激にひからびたものになる。
って、 もうやめましょう。イカレてました。ハイ。【30】


日時 2001/10/4
銘柄 ブルゴーニュ・グランオルディネール99
(J・ロティ)
産地 仏>ブルゴーニュ
購入店 ウメムラ
価格 3本セットで16900円
コメント シャルム・シャンベルタンとの抱き合わせのセットで購入したもの。普通ならセット販売は遠慮したいところだが、最近は安めのデイリーワインを探しているので、こういうのも歓迎だ。
色は紫がかった明るめのルビーで、淡い色調。ラズベリー、チェリーなどのフレッシュな果実、スミレ、白コショウ、漬もの。味わいは若々しい果実味をしっかりとビビッドな酸が支える。フィニッシュまで果実味が持続するが、後半はややしつこくまとわりつくような甘味を伴う。味わいの印象からして、ガメイ主体と思われるが、ボジョレーを飲んでると思えば悪くない品質だ。 【75】

日時 2000/10/3
場所 乃木坂「岡部亭プラス・デュ・ヴァン」にて
1本目

濃いめのイエロー。熟した柑橘系のフルーツ、ハーブに加えて独特のくるみのような香り。果実味豊かでふくらみのある味わい。酸は豊かだがやや緩い印象。フィニッシュにはやや苦味が。適度にドライで食事によくあう。未体験の香りと味わい。 【83】

→コート・ド・ジュラ97
(Domaine Voorhuis-Henquet)
サヴァニアンとシャルドネのブレンドとか。

2本目 エッジにピンクがかった濃いめのガーネット。香りは心地の良いプラムやカシスなどの果実に中国系のスパイス、フローラルなニュアンス。味わいはたっぷりとした果実味をしなやかな酸がよく支えている。後半にややタンニンが目立つが、バランスは良好。
マルゴーかムリスあたりのクリュ・ブルジョワ?【85】

→Ch.ド・シャンブラン96
ラランド・ポムロールの銘柄。

3本目 エッジに紫色がかった濃いルビー。かなり独特なセメダインやユーカリのような香りが支配的で、その奥からシロップ漬けにしたイチゴやラズベリーなどの果実香、少し置くとバニラやロースト香。
味わいもかなりユーカリっぽいニュアンスが目立つが、果実の濃縮感と酸、タンニンのバランス、それに余韻の長さがすばらしく、もう少し置くとみちがえるようなワインになりそうだ。ブルゴーニュかなあ。ローヌ北部という気も‥。【85?】


日時 2001/9/27
銘柄 ボーヌ・プリミエクリュ92
(シャンソン・ペール・エ・フィス)
産地 仏>ブルゴーニュ>ボーヌ村1級
購入店 銀座「ラ・ベル・ソワレ」にて
価格 5000円
コメント 色は透明感のあるやや明るめのルビーで、エッジにやや 退色がみられる。 香りは思ったほど熟成香が出ておらず、赤系果実のシロップ 漬けやフローラルな香り、それにロースト香など、比較的シンプル。 味わいは良く言えばやさしくチャーミング、悪く言えば、構成要素 が希薄。小奇麗にまとまってはいるのだけど、凡年であることをさしひいても、もう少し果実味に濃縮感 や力強さを求めたくなる。もちろん、ただ濃ければいいというわけではないのだが、このワインの場合、お茶でいえば、出がらしのようなどこか虚ろな印象を拭えないのだ。【79】

日時 2001/9/26
銘柄 ブルゴーニュ・ブラン・ポサンジェ89
(ルモワスネ)
産地 仏>ブルゴーニュ
購入店 マスモト
価格 2500円
コメント

やや麦わら色がかった濃いめのイエロー。最初柑橘系、後に洋ナシっぽい果実香、モカ、バニラ、それにややじゃこう臭。味わいは最初スカという感じだったが、時間とともにぐんぐん開いてきて、1時間もすると本領を発揮した。なめらかで力強い果実のアタック、酸もしなやかでバランスが良い。口中での濃縮感もしっかりあって、フィニッシュにはやや苦味とモカっぽいフレーバーが感じられる。アタックの充実感に比べると後半や余韻があっけないが、価格を考えればこれ以上望むのは酷というものだろう。とにかくコストパフォーマンスは抜群。これで2千円台半ばならば文句のあろうはずがない。ただ、ルモワスネの常で、ビンテージから期待するほどの熟成感は出ていない。抜栓後少し時間をおくのと、やや冷やし気味にするのが美味しく飲むコツかな。【82】