2001年8月23日(土)
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翌日にささやかな夏休みを取得できることになったので、この日は松原の「フルール・ド・プリムール」で行われていたA野氏の誕生日会氏に遅れて飛び入り参加。

銘柄 ムルソー・デジレ97(コント・ラフォン)
感想 まず駆けつけ一杯、と出されたのがこの銘柄。(^^;
黄緑がかった中程度のイエロー。カンキツ系の果実、バニラ、ミネラル。甘くたっぷりした果実味、酸は豊かで生き生きとしている。やや温度が高かったため輪郭がボンヤリしていたのが残念。って、私が遅刻していったからなんだけど。 【88】
銘柄

ムルソー・レ・ナルヴォー94(ドーヴネイ)

感想 駆けつけ2杯目はドーヴネイ。いやはや…。
前銘柄よりやや濃いめのイエロー。華やかなヘーゼルナッツやフルーツケーキの心地よい香り。味わいは密度感があって、果実味はふくよか、酸度はやや低めながら、質感がある。ラフォンに比べるとやや一本調子だが、中盤のなめらかで立体的なな広がりが素敵。 【88】
銘柄 シャンボールミュジニー・レザムルーズ89
(グロフィエ)
感想 これはすばらしい状態のピノ。赤系のリキュール的果実香、ダージリン、ジビエ、バニラ。果実味がクリーンでそれでいてネットリするような濃縮感がある。酸は丸くしなやかでバランスも良好。舐める程度にしか飲まなかったので、イマイチ感想には自信ありません。(^^;
【90?】
銘柄 リシュブール90(グロ・フレール・エ・スール)
感想 よりトーンの低い、カシスやダークチェリーのシロップ漬け、黒土、なめした革に、かすかにひねたニュアンスが混ざり始めている。味わいは濃縮感のあるなめらかな果実味がすばらしい。それに比べると酸がやや緩めで、どことなくデカダンな雰囲気がある。A野さんは「本来の実力ではない」と言ってたけど、それでも充分美味しかったですよ。【88】
銘柄 ブラインド。
感想 「意地悪まーやん」さんの出題だからなあ、と身構える私。(^^;
エッジにややピンクがかった中程度のルビー。カシス、ダークチェリーのジャム、黒砂糖、奥からハーブッっぽいフローラルなニュアンス。味わいは厚みのある甘い果実味のアタック。酸はやわらかく、やや控えめに感じる。タンニンはよく熟してとけこんでいる。97年のイタリア。トスカーナのメルローでは? 【86】
→正解:ティニャネッロ97  サンジョベーゼでした。
銘柄 Ch.グランピュイラコスト82
感想

私がブラインドで出題したのはパーカーさんお気に入りの銘柄。
オレンジがかった濃いガーネット。干し草。カシスなどのドライフルーツとリキュールの入り混じったような果実香。甘草などのさまざまなスパイス、黒土。味わいは濃縮感のある力強い果実、タンニンは行儀よくきれいにとけこんで、酸もなめらか。各要素の角がとれて丸くなっているが、色調も濃く、まだまだ力がある。状態も良好で、期待以上の味わいだった。 【89】

銘柄 ブラインド。
感想

F木さんから2本目。というと、ローヌかな?
エッジがやや透明になった濃いガーネット。ダークチェリーのコンフィやさまざまなスパイス。味わいはしっかりしたなめらかな酸のアタック。甘く、ギュっと濃縮感のある果実が、奥からじんわり出てくる。80年代半ばのシラーでしょう。しかも相当良いワイン。 ギガルのコートロティ単一畑(飲んだことないけど…)、もしくはシャーヴのエルミタージュ・ラ・シャペル。 【89】
→正解:Ch.ヌフ・デュ・パプ89(ラヤス)
な、なんと、ヌフパプ、しかもラヤス!ボトルがまだ寝起き状態だったようで、F木氏いわく「一時間も置いておくとずっとよくなるはず。」本領を発揮するまえに飲み干してしまったのがちょっと惜しかったかな。ちなみにibecchiさん正解はお見事でした。

銘柄 ボンヌ・マール97(ジョルジュ・ルーミエ)
感想 U保店主から差し入れ。エッジにピンクがかった濃いめのルビー。ブルーベリーやカシスのシロップ漬け、オレンジピール、焦臭、それにややハーブっぽいニュアンス。味わいは豊かな層をなすような果実味のアタック。酸はなめらかで、タンニンもきめは細かいが豊富。各要素の充実感はさすがだが、さすがにこれはまだ飲んではもったいない印象。
【?】

ええと、実はこれ以外に
・ボランジェ
・バルバレスコ96/BOOCA ALBINO
・グラン・メルロー96/オーストラリア エデンバレー
が出されていたのだけど、遅刻していったためタイミングが合わず、飲まずじまいで、今回感想にのせてません。持参された方、失礼しました。

A野さんお誕生日おめでとうございました&mondaviさん、お気をつけて。