日時 |
2001/7/31 |
銘柄 |
シレックス98(ディディエ・ダグノー) |
産地 |
仏>ロワール |
購入店 |
「モン・フィナージュ」にて |
コメント |
色はグリーンの色調をやや残した中程度のイエロー。
香りは、熟した青リンゴやハーブ、ミネラルなどの中に、 白桃っぽいニュアンスがまざる。 味わいはやわらかくみずみずしい果実味の第一印象。 酸は豊かで溌剌としている反面、やすりで面取りしたような
高質感がある。 アタックの力強さに比べると中盤の広がりは、期待したほど でなく、全体の輪郭もややぼやけたようなところがある。 しかし、フィニッシュのまとまりと細く長く続く余韻は「只者で
ない」雰囲気を漂わせている。 前に飲んだときは、「抜栓3日目でようやく開いて表情豊かになった」 とのことだったので、今回のものは明らかにまだ早かったのだろう。【84】
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銘柄 |
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ99
(ドメーヌ・グール・ド・ノータン) |
コメント |
コート・デュ・ローヌ南部のラストー地区のドメーヌ。
酒精強化ワインしかラストーを名乗ることは認められていないので、 この銘柄のAOCはコート・デュ・ローヌとなる。
色は濁りのない、非常に濃いルビーで、エッジはまだ紫。 香りは赤系果実のコンフィ、インク、甘草、バニラや軽く焼いたトースト。 味わいはアルコール度が高く、とにかく濃厚。アタックから噛めるような
果実味が層をなすように広がる。酸はしなやかで、タンニンも豊富。 パワフルなワインだが、甘く濃密な果実味により、今でも美味しく飲める。 【86】
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