週

2001年6月23日（土）～29日（金）

日時 2001/6/29

銘柄ニュイ・サンジュルジュ・レ・ヴォークラン88
(Ｒ・シュヴィヨン）

産地仏＞ブルゴーニュ＞ニュイサンジュルジュ１級

購入店 ワインビッド

価格 $45（＋送料、税金）

コメント エッジにオレンジがかった濃いめのガーネット。香りは乾いており、ドライフルーツっぽい赤系果実、枯葉、タバコ、それにちょっと醤油っぽいヒネた香り。味わいは、アタックから強めでやや太い酸、アルコール度が高めで、乾いたタンニンが後半に目立ち、フィニッシュには苦味が残る。本来それらを受け止めるべき果実味がフラットになってしまっているため、酸やタンニンがやたら目立つのだろう。飲めないほどではないけど、明らかに熱の影響を受けている。【65】

感想４月の末にワインビッドでまとめて落としたもの。到着後一月半経ったところで、試しに１本開けてみたが、結果は上記のとおり。ちなみに噴いた跡はなし。キャップシールも回りました。はあ。残りのワインたちが思いやられる…。

日時 2001/6/27

銘柄 ヴォーヌロマネ・レ・スショ97（プリューレ・ロック）

産地仏＞ブルゴーニュ＞ヴォーヌロマネ村１級

購入店 モンフィナージュにて（持ち込み）

コメント 色は、エッジにオレンジが見えるやや濃いめのルビーで、97年にしては熟成を感じる。香りが独特で、赤と黒の中間ぐらいのリキュールっぽい果実のほか、オレンジピールやアプリコットのような独特の果実香がある。他に、キノコやタバコ、紅茶など複雑でややひねた香りなんだけど、かといって、ジビエっぽい要素はほとんどないのが面白い。味わいは、非常にスムーズで、最初やや眠たげな印象があったが、少し冷やすと輪郭がクッキリしてきた。果実味は濃縮感はそれほどではないが、クリーンで甘く、タンニンは非常になめらか、酸は伸びやかながらやや大人く、全体の構成はそれほど大きくはない。口中では縦への広がりがあって、それが飲み口を一層スムーズにしている。力強いとか濃いというタイプではないけれど、バランスがよく、エレガントでクラシックなスタイルで、なおかつ個性的だ。【86】

感想この日は、寿スタジオの徳丸さんと、渋谷の「モン・フィナージュ」へ。このお店は、知る人ぞ知るフレンチの名店で、オーナーシェフの中村さんは、ワインに関しても半端じゃない造詣の深さだ。ワインはまたしても徳丸さんに持ち込んでいただいたプリューレ・ロック。な、なんで、私がプリューレ・ロック飲みたがってたのご存知なの？

久しぶりに信濃屋の有料試飲会。

日時 2001/6/23

銘柄 Ch.ラヴィルオーブリオン97

産地仏＞ボルドー＞グラーヴ＞ペサックレオニャン

コメント 黄緑がかったやや濃いめのイエロー。グレープフルーツのような柑橘系に加えて洋ナシのような果実香も感じる。シナモン、ミネラル、杉の木。味わいはピンと張ったような酸のアタック。果実味は柑橘系のような爽やかな味わいで、ボリュームは当初スマートに感じたが、時間とともにふくらみが出てきた。フィニッシュにはやや苦味が加わるものの、酸のしまった印象が中心の余韻。口中で思ったほど果実の甘味が感じられず、SB主体のドライな仕上げと感じたのだけど、聞いてみるとセミヨンが70%だと。【84】

銘柄 Ch.ラヴィルオーブリオン78

産地仏＞ボルドー＞グラーヴ＞ペサックレオニャン

コメント 色調はまだ若々しさすら残るイエローで、かすかに黄緑すら残る。香りはシベット、猫のおしっこ、キノコなどの中にミネラルとややドライになった柑橘系のフルーツを感じる。味わいは粘性を感じる一方で堅牢な酸の第一印象。果実味はよく残っているが、前銘柄と同様にあまり甘味が乗ってこず、構成はスマート。味わいは全般にドライで、酸中心の熟成を感じる。フィニッシュには口中でじゃこうっぽい複雑なフレーバー。…などとメモっていたら、一時間もすると、かなり果実の甘味が前面に出てきて、酸味、苦味とともに複雑な味わいを見せるようになった。【86】

銘柄 Ch.オーブリオン75

産地仏＞ボルドー＞グラーヴ＞ペサックレオニャン

コメント エッジにややレンガのみえるオレンジガーネットで、美しい色調だ。味わいは赤と黒の中間ぐらいのドライフルーツ、干しイチジク、ダージリンや枯葉、丁子などのスパイス、と複雑。味わいは甘くおだやかな果実味の第一印象。酸は丸くやわらかで、タンニンも溶け込み、酒質はなめらかで上品なストラクチャーながら、フィニッシュにはかかなり乾いたタンニンが残る。【86】

銘柄 50&50　95

産地伊＞トスカーナ

コメント カパネッレのサンジョベーゼ50%とアヴィニョネジのメルロ50%を使用して前者により造られるユニークな銘柄。濃いルビーで、エッジにはオレンジが入っている。ブラックベリーのコンフィ、八角などのスパイス、黒砂糖、ユーカリ。味わいは濃縮感のあるスパイシーな果実味の第一印象。タンニンは熟した印象でなめらかながら、量は豊かで、バックボーンにあるしっかりした酸とともに、堅牢なストラクチャーがあって、各要素が力強くせめぎあっている。フィニッシュはユーカリッぽいフレーバーを伴った果実味。もう少し寝かせた方が美味しそうだ。【86】

日時	2001/6/29
銘柄	ニュイ・サンジュルジュ・レ・ヴォークラン88 (Ｒ・シュヴィヨン）
産地	仏＞ブルゴーニュ＞ニュイサンジュルジュ１級
購入店	ワインビッド
価格	$45（＋送料、税金）
コメント	エッジにオレンジがかった濃いめのガーネット。香りは乾いており、ドライフルーツっぽい赤系果実、枯葉、タバコ、それにちょっと醤油っぽいヒネた香り。味わいは、アタックから強めでやや太い酸、アルコール度が高めで、乾いたタンニンが後半に目立ち、フィニッシュには苦味が残る。本来それらを受け止めるべき果実味がフラットになってしまっているため、酸やタンニンがやたら目立つのだろう。飲めないほどではないけど、明らかに熱の影響を受けている。【65】
感想	４月の末にワインビッドでまとめて落としたもの。到着後一月半経ったところで、試しに１本開けてみたが、結果は上記のとおり。ちなみに噴いた跡はなし。キャップシールも回りました。はあ。残りのワインたちが思いやられる…。

日時	2001/6/27
銘柄	ヴォーヌロマネ・レ・スショ97（プリューレ・ロック）
産地	仏＞ブルゴーニュ＞ヴォーヌロマネ村１級
購入店	モンフィナージュにて（持ち込み）
コメント	色は、エッジにオレンジが見えるやや濃いめのルビーで、97年にしては熟成を感じる。香りが独特で、赤と黒の中間ぐらいのリキュールっぽい果実のほか、オレンジピールやアプリコットのような独特の果実香がある。他に、キノコやタバコ、紅茶など複雑でややひねた香りなんだけど、かといって、ジビエっぽい要素はほとんどないのが面白い。味わいは、非常にスムーズで、最初やや眠たげな印象があったが、少し冷やすと輪郭がクッキリしてきた。果実味は濃縮感はそれほどではないが、クリーンで甘く、タンニンは非常になめらか、酸は伸びやかながらやや大人く、全体の構成はそれほど大きくはない。口中では縦への広がりがあって、それが飲み口を一層スムーズにしている。力強いとか濃いというタイプではないけれど、バランスがよく、エレガントでクラシックなスタイルで、なおかつ個性的だ。【86】
感想	この日は、寿スタジオの徳丸さんと、渋谷の「モン・フィナージュ」へ。このお店は、知る人ぞ知るフレンチの名店で、オーナーシェフの中村さんは、ワインに関しても半端じゃない造詣の深さだ。ワインはまたしても徳丸さんに持ち込んでいただいたプリューレ・ロック。な、なんで、私がプリューレ・ロック飲みたがってたのご存知なの？

日時	2001/6/23
銘柄	Ch.ラヴィルオーブリオン97
産地	仏＞ボルドー＞グラーヴ＞ペサックレオニャン
コメント	黄緑がかったやや濃いめのイエロー。グレープフルーツのような柑橘系に加えて洋ナシのような果実香も感じる。シナモン、ミネラル、杉の木。味わいはピンと張ったような酸のアタック。果実味は柑橘系のような爽やかな味わいで、ボリュームは当初スマートに感じたが、時間とともにふくらみが出てきた。フィニッシュにはやや苦味が加わるものの、酸のしまった印象が中心の余韻。口中で思ったほど果実の甘味が感じられず、SB主体のドライな仕上げと感じたのだけど、聞いてみるとセミヨンが70%だと。【84】
銘柄	Ch.ラヴィルオーブリオン78
産地	仏＞ボルドー＞グラーヴ＞ペサックレオニャン
コメント	色調はまだ若々しさすら残るイエローで、かすかに黄緑すら残る。香りはシベット、猫のおしっこ、キノコなどの中にミネラルとややドライになった柑橘系のフルーツを感じる。味わいは粘性を感じる一方で堅牢な酸の第一印象。果実味はよく残っているが、前銘柄と同様にあまり甘味が乗ってこず、構成はスマート。味わいは全般にドライで、酸中心の熟成を感じる。フィニッシュには口中でじゃこうっぽい複雑なフレーバー。…などとメモっていたら、一時間もすると、かなり果実の甘味が前面に出てきて、酸味、苦味とともに複雑な味わいを見せるようになった。【86】
銘柄	Ch.オーブリオン75
産地	仏＞ボルドー＞グラーヴ＞ペサックレオニャン
コメント	エッジにややレンガのみえるオレンジガーネットで、美しい色調だ。味わいは赤と黒の中間ぐらいのドライフルーツ、干しイチジク、ダージリンや枯葉、丁子などのスパイス、と複雑。味わいは甘くおだやかな果実味の第一印象。酸は丸くやわらかで、タンニンも溶け込み、酒質はなめらかで上品なストラクチャーながら、フィニッシュにはかかなり乾いたタンニンが残る。【86】
銘柄	50&50　95
産地	伊＞トスカーナ
コメント	カパネッレのサンジョベーゼ50%とアヴィニョネジのメルロ50%を使用して前者により造られるユニークな銘柄。濃いルビーで、エッジにはオレンジが入っている。ブラックベリーのコンフィ、八角などのスパイス、黒砂糖、ユーカリ。味わいは濃縮感のあるスパイシーな果実味の第一印象。タンニンは熟した印象でなめらかながら、量は豊かで、バックボーンにあるしっかりした酸とともに、堅牢なストラクチャーがあって、各要素が力強くせめぎあっている。フィニッシュはユーカリッぽいフレーバーを伴った果実味。もう少し寝かせた方が美味しそうだ。【86】