「青葉台ワイン倶楽部」 内輪ワイン会 せっかくのGWなのに体調を崩し、前日まで寝込んでいた私だったが、この日は大分よくなっていたので、ちょっと無理して参加。 「気軽な」会と聞いていたので、大したワインを持参しなかったんだけど、行ってみると、 90マルゴーだの、85オーブリオンだの、76ベ ーレンアウスレーゼだのと、豪華ワインのオンパレード。いやいや、すっかり恐縮してしまった。 おまけに、ちょびさん(かもしだ夫人)の料理 の美味しかったこと!結局、3時過ぎから気がつけば夜の10時まで 居座ってしまった。 いやいや、かもしださんご夫妻、どうもご馳走 さまでした。
色はやや明るめのオレンジガーネットで、エッジのグラデーションが美しい。香りは、熟成したワインにしか出せない、濃縮された赤系果実のリキュールや黒蜜の香り。味わいはやや旨みを伴った甘い果実のアタック。タンニンはすっかり溶け込んで、濃縮感もあり、フィニッシュはまるで蜜のよう。これはかなり古い。72年のブルゴーニュ。産地、造り手はわからず。 【88】
→ジュブレイ・シャンベルタン67 作り手はラベルが破損していて読めず。おそらく現存しないネゴシアンによるものと思われる。かもしださんは状態を心配されていたが、なんのなんの、すばらしかったです。
かもしださん秘蔵のマルゴーをご馳走になる。 黒みがかった濃いガーネットで、エッジはまだ紫。香りはやや閉じ気味なんだけど、それでも黒砂糖を焼いたような香りやブラックチェリーやカシスなどをシロップ漬けにして煮込んだような香り、ミルキーな香りなどが渾然一体となってほんのりと漂い、陶然とさせられる。味わいは甘いトロリとした果実味のアタック。酸はしなやかで、タンニンはまさにシルキー。中盤の味わいには爆発的な広がりや凝縮感があるわけではないが、たっぷりとしていて、フィニッシュにはココアっぽいフレーバーと甘い果実が調和のとれた羽毛のようなフィニッシュをもたらす。【94】