2001年5月2日(水)〜
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日時 2001/5/12
銘柄 ボーリュー・ビンヤード・コースタル・C・S97
産地 米>カリフォルニア
購入店 いただきもの
コメント 昨晩ちょっと高価なワインを開けたので、今日はいただきものを。
エッジがやや透明になった、中程度のルビー。香りはフレッシュなブルーベリー、青っぽい茎やハーブ、それに甘いバニラやゲーミーなニュアンスも。味わいはミディアムボディで、果実味はやや青さを感じるが固くはなく、酸もやわらかで、控えめなタンニンとあいまって、心地よいジューシーな飲み口。カジュアルなワインだけど、やたら濃縮度ばかり高かったり、オークフレーバーがきつかったりということがなく、肩の力が抜けているようなところは好感が持てる。【79】
日時 2001/5/11
銘柄 ボンヌマール87(コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ)
産地 仏>ブルゴーニュ>シャンボールミュジニー村特級
購入店

すむら酒店で通販購入後、セラー保存

価格 8000円位?
コメント

エッジが透明になった中程度のルビーで色調はやや薄め。
香りはかなりきわどい感じの、消し炭、醤油、ヨード、ジビエ、 紅茶の出がらし。ヤバイ香りとすばらしい香りが同居しているような状態だ。味わいも同様で、甘い蜜のような果実味が麗しい反面、酸がダレて野太い印象で、ヴォギュエ本来の伸びやかな酸がみられない。キャップシールを開けたときに吹いた跡があって、こりゃマズイかな、と思ったけど、案の定だった。 まあそれでも、それなりに美味しいんだけどね。
【?】

感想 とりあえず週末。でも明日はワイン会の予定はなし。ということで今日は「ひとりミニ蛮行」。セラーの87ヴォギュエなんぞ開けてみたが…。
上のコメントに書いたとおり、ダメでした、このワイン。 完全にイっちゃってるというわけではないんだけど、熟しすぎて元の形をとどめなくなりつつある柿のような、そんな味。レストランだとクレームつけるにはちょっと勇気がいる程度、でもワイン会に持参したら自己嫌悪に陥るレベル。
まあでも、このようなワインがずっとセラーを占拠しているのも馬鹿馬鹿しいので、今日の蛮行は結果オーライだったかも。
日時 2001/5/8
銘柄 ジュブレイ・シャンベルタン99
(クロード・デュガ)
産地 仏>ブルゴーニュ>ジュブレイシャンベルタン
購入店 マスムラで購入後セラーで保存
価格 5500円
コメント エッジが鮮やかなピンクの色調になった濃いガーネット。村名とは思えないような濃さ。香りは閉じている中にも密度感のある、カシスやブルーベリー、フレッシュなハーブ、深煎りのコーヒー、それに丁子などのスパイス。味わいも最初固く閉じていたが、1時間もするとこなれてきて、やわらかくみずみずしい果実味が口の中に心地よく広がる。タンニンは豊かなんだけど緻密で、酸も丸くきれいに角がとれており、全体の味わいは良い意味でジューシー。凝縮感充分で濃いんだけど、それでいて味わいに作りこんだような感じや不自然さがないところがいい。フィニッシュには果実味にグリエしたようなニュアンスがまざり、余韻も長い。とにかく村名のレベルを大きく超えたワインで、シャルムやグリオットはどんななんだろう、と空恐ろしくなる。今巷では5000〜6000円位の価格で出ているようだが、この価格なら、間違いなくオススメだ。【87】
日時 2001/5/2
銘柄 Ch.オーカルル97
産地 仏>ボルドー>フロンサック
購入店 やまいちで購入後常温で保存
価格 2980円
コメント エッジにピンクの色調が見える濃いガーネット。ブラックベリーのシロップ漬け、土、丁子やナツメグなどのスパイス、奥からやや生肉っぽい香りも。味わいはスパイシーなアタックから粉っぽい豊富なタンニンが感じられ、酸も豊かなんだけど、肝心の果実味がややフラットで、全般にはタンニンが支配的な印象。フィニッシュには樽からのエスプレッソっぽいフレーバーが口中を満たす。前回飲んだ同銘柄はもっと好印象だったことを考えると、寝室に置き去りにした結果、熱でやや果実味がへこんだのか、それとも閉じてくる時期なのか…【79】