| 日時 |
2000/2/15 |
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場所
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赤坂の某レストランにて。 |
| 銘柄 |
ヴォルネイ９５（ブシャール・ペール・エ・フィス） |
| コメント |
村名にしては濃い色調のルビー。香りは閉じ気味な中にカシスやダークチェリーの果実香、なめし革などのやや熟成した香り。味わいはまだまだ堅い印象で、タンニンがしっかりとしており、果実味は豊かながらまだ甘みが広がるというところまでは至らない。酸はしなやかでバランスはよいのだけど。村名にしては凝縮感もあり、骨格のしっかりしたワイン。それでいて重々しくならないのはヴォルネイの特徴か。【79】 |
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| 銘柄 |
シャサーニュ・モンラッシェ97（ドメーヌ・ピヨー） |
| コメント |
グリーンがかった濃いめのイエロー。香りは新世界のシャルドネかと間違えそうな熟したトロピカルフルーツや黄桃の果実香が主体。黄色い花、バター、少しおくとじゃこうっぽい香りも。味わいはちょっと冷えすぎていたのが残念だったが、ふくらみがあり、甘い果実が心地よく、酸はやや控えめながら、後半にかすかに苦味が加わる。新世界のシャルドネかと見まごうほど、ボリューム感があってグラマラスなワイン。
【81】 |
| 感想 |
会社の歓送迎会で、赤坂の会員制レストランへ。料理は和洋折衷でなんでもあり。ワインの種類は赤白それぞれ３〜４種類。ワインが売りの店ではないので多くを期待するのは酷というものだが、なかなか考えられたチョイスだと思った。
ごちそうさまでした。 |
抜栓直後。色調はやや淡めの明るいルビーで、エッジを中心にオレンジがかっている。香りはやや閉じ気味だけれども複雑。カシスやラズベリーのシロップ漬け、バニラ、なめした革、赤茶けた鉄っぽい香りやスパイシーな香りも。味わいはなめらかで、色調とは裏腹に果実味には凝縮感もあって、ネットリとしている。タンニンは緻密で溶け込んでいるが、全般にまだ堅い印象がある。まだ飲むにはもったいない。あるいは抜栓後もう少し時間をおけば…。【84】
このボトルも抜栓直後。明るめのルビーで、クロ・ド・ラ・ロッシェよりややオレンジの色調が強い。香りはバニラ香、ロースト香がやや目立つ他にカシスやラズベリーのシロップ漬け、革、ジビエなどがよく調和して心地よい香りを形成している。味わいはエレガント。クロ・ド・ラ・ロッシェよりやや線が細いが、酸がクリーンで上質であり、果実味もピュアな印象。とてもクラシックな作りのピノノワールで、余韻も長い。でも、こちらもまだ飲み頃には早い。【85】
紫の色調が強めの濃いルビーだが、エッジの部分は退色が始まっている。香りは樽からの心地よいミルキーな香りと、甘酸っぱいラズベリーや梅などの香り、ゴムや革などの香りがバランスよく調和している。濃縮感のある果実味は甘みを伴い、タンニンは木目細かく酸とのバランスも良好。ストラクチャーがしっかりしていて、全体にミルキーなフレーバーも加わり、美味しく飲める。フィニッシュにややエグミや苦味が加わって乱れた感じになるのは、きっと保存が悪かったからだろう。【82】
エッジのオレンジ色へのグラデーションがなめらかな濃いガーネット。香りは閉じ気味な中に、ブラックベリーのコンフィ、丁子などのスパイス、木の根っこ、ココアパウダーなどのニュアンスが感じられる。味わいは抜栓直後こそ酸が目立っていたが、徐々に落ち着いてくる。タンニンは熟していて粉っぽく、ココアパウダーのようなフレーバーを伴い、全体の構成はコクがあって、がっしりした印象。それらに対して果実味がやや物足りないのは、時期的に閉じている時期なのか…。【83】