2001年2月5日(月)〜
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日時 2001/2/9
銘柄 ヴォーヌ・ロマネ73(Geisweiler&Fils)
産地 仏>ブルゴーニュ>ヴォーヌロマネ村
購入店 「メゾン・ド・ユーロン」にて
価格 12000円
コメント 色は淡めのルビーで、オレンジ色の色調が強い。繊細な、梅、ラズベリーのリキュール的果実香、革、ダージリン、しばらくすると八角などのスパイス。味わいは薄い色調とは裏腹に厚みのあるネットリした果実味のアタック。タンニンはなめらかにとけこんでいて、口の中では果実の甘みと旨みがじんわりと広がる。酸は最初控えめと思ったが時間とともに強めになってくる。フィニッシュには甘いリキュールのような果実味が尾を引くような余韻を残す。【85】
感想 ワインのストックの豊富さで知られる赤坂の中華「メゾン・ド・ユーロン」に行ってみた。オシャレな雰囲気と上品な料理に併せてみたワインがこれ。全く知らない作り手(現存しない?)のものなんだけど、鈴木オーナーがオススメだというので頼んでみた。飲んでみると、なるほど状態もよく、73年というキビシイ年の村名ということを考えれば十二分の味わいだった。さすがに最後の方は下り気味だったけれど、3時間近く居座った食事の間、徐々に味わいが変化するさまを楽しめた。
日時 2001/2/8
銘柄 Ch.ブラネールデュクリュ93
Ch.ラフォンロシェ94
購入店 やまや渋谷店、新宿店で購入後、1年弱常温保存
価格 どちらも3980円
コメント たまたま早く帰ったんで、家でのんびり晩酌でもしようと、ブラネールデュクリュを抜栓。
ところがこれがいけない。
強烈なホコリやぬれたダンボールの臭い。味はタンニンがよくとけこんでまろやかなんだけど、あまりに臭くて飲めない。
しかたなく、もう一本ラフォンロシェを抜栓。
色はエッジがややオレンジがかった濃いガーネット。香りはブラックベリーのシロップ漬け、墨汁、八角などのスパイスにまじって、残念ながらこちらも同じようにカビ臭というか蒸れた雑巾のような臭いが。
味わいはタンニンが豊かで、たっぷりした味わいなんだけど、果実味がややフラットに感じるのは熱の影響か?
【???】
感想 去年の猛暑を常温で越したワインたちが急激に劣化しているようだ。夏を越した直後に飲んだものはまだそれほどでもなかった気がするんだけど、最近飲んだボトルはどれも見る影もなくなっている。今回の2本はその最たるものだ。それにしてもこのホコリや塗れたダンボールや蒸れた雑巾のような香りって、何が原因なのだろう?おわかりの方、ぜひご教示ください。
日時 2001/2/7
銘柄 ムルソー・プリミエクリュ96
(シャトー・ド・ムルソー)
産地 仏>ブルゴーニュ>ムルソー1級
購入店 カーブ・ド・リラックス
価格 4480円
コメント

ややグリーンがかった濃いめのイエロー。香りはグレープフルーツなどの柑橘系のよく熟した果実、バター、パン、ミネラル、回すとじゃこうの香りも。味わいは豊かなしっかりした酸の第一印象。アルコール度が高めでコクがあり、果実味も若々しいが、バランス的にやや酸におされている印象がある。悪くないシャルドネだが、4000円を超える値段を考えると…。【82】

日時 2001/2/5
銘柄 カリュアド・ラフィット・ロトシルト96
産地 仏>ボルドー>メドック>ポイヤック
購入店 やまやで購入後約1年寺田倉庫で保存
価格 2980円
コメント エッジに紫の残る濃いガーネット。香りは特徴的な杉の木、ハーブ、ブラックベリーのシロップ漬け、丁子などのスパイス、それにココアパウダーのような樽香。味わいはやわらかい果実味、とてもスムーズきめ細かいタンニン。質感のある豊かな酸と、全般になめらかなテクスチャーがすばらしい。 フィニッシュには果実味とともにカカオっぽいフレーバーが感じられ、余韻も長め。【84】
感想 やまやで3本ほど購入したうちの最後の一本。早々に飲んだボトルについては酷評したのを覚えているが、一年ほど寝かせると印象が全然違ってくるから面白い。まだ中心に堅い芯が残っているような印象こがあるが、それでも以前感じられた青っぽいフレーバーが減って、なめらかな質感が際立つようになってきた。これでセカンドなのだから、本家本元の96はさぞすばらしいことだろう。