2000年2月4日(日)
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平野弥勉強会
今日のテーマは「基礎的な勉強(品種の違い)」
ちなみに私は全敗。基礎にしては、結構難しい出題だったなあ。 (^^;

感想 エッジにかすかにオレンジがかった濃いガーネット。香りはチョコレートの樽香、カシスやダークチェリーなど赤と黒の中間ぐらいの果実、ややゲーミーナニュアンス、それに独特の鼻に抜けるようなヨーグルトのような酸を感じる香リ。味わいは豊かな果実のなめらかなアタック。酸味は豊かで、タンニンはキメ細かいがフィニッシュに細かく後を残す。全般にたっぷりした果実味によるジューシーなフレーバーが特徴的だが、それでいてタニック。いきなり難問。ジンファンデル?あるいはマルベック。カオールか?
正解 ペスケーラ・レゼルバ96
なんと、テンプラニーリョだったとは…。
感想 エッジがあざやかなピンクの濃いルビー。香はユーカリやメンソールっぽい香りをトップノーズに感じる。タバコやヤニっぽい香り、ワラ、木質的な香り。加えてミルキーな香りもある。
味わいはミントっぽいフレーバーを伴った果実のアタックがあり、タンニンはなめらかだが豊かで、酸は後半やや強めにでる。フィニッシュにはやや樽のフレーバーとともに若々しい凝縮感のある果実味を感じる。タニックだが、ランスよく凝縮感もあり、まとまりのよいワイン。
サンジョベーゼ?(その後混醸と聞いて)テンプラニーリョとカベルネ?
う〜ん、どちらもしっくりこないなあ…。
正解 オーレル95 (コトー・デュ・ラングドック)
ラングドック地方のヴァン・ド・ペイ。
サンジョベーゼとシラーの混醸とのこと。ん〜、これはわからないなあ。
感想 エッジがピンクの色調の濃いガーネット。
香りは特徴的な、ウマヤ臭、腐葉土、漢方薬、樽からのビターチョコ。 味わいはうまみと甘みを伴った果実味のなめらかなアタック。 酸はしなやかでタンニンは豊かでキメ細かいが、やや収斂性がある。 各要素がしっかりしたバランスのよいワインで、長期熟成を期待でき そう。
この独特の香りは覚えがある。 ズバリ、シャトー・モントュスのマディランでしょう!!
正解 フランチャネッロ97(フォントディ)
ありゃりゃ…。
感想 エッジにオレンジの色調が見える濃いガーネット。
香りはトップノーズに ホコリっぽい香りや生肉っぽい香り、チョコレートやブラックベリーのシロップ 漬け。
アタックには豊かな果実味とともに非常に豊かなタンニンを感じる。酸も しっかりしていて、スパイシー。構成のしっかりしたワイン。 フィニッシュにも果実味とともに力強いタンニンが口中を満たす。
タニック、シリアス。 よくわからない。 バローロの新世代の作り手か?
正解 SALIVOLPE93
イタリアのシラーだって。これは難問。国名だけでもあたっただけよしとしよう。
感想 エッジにピンクを感じる濃いガーネット。
ハーブ、青野菜のような香り、カシスなどのフレッシュな果実、深煎りのコーヒー のようなロースト香、紅茶っぽいフレーバーも。
味わいはやわらかく豊かな果実味のアタック。 酸は丸く、タンニンは豊かでなめらか、全般にやわらかくまったりした雰囲気が ある。フィニッシュにもやわらかい果実味長い余韻。 とても良質なカベルネフラン中心のワイン。
平野さんが大事そうに注いでいたところをみると、97年のCh.シュバルブランか?
正解 Ch.ラトゥール98
ガーン!なんとこれがラトゥールとは…。 それにしても、98ビンテージのボルドーって初めて飲んだけど、こんなに若飲みできるの?
勉強会のあとに…。
銘柄 ポル・ロジェ・ブリュット
正解 やや麦わらの色調が見える濃い目のイエロー。 気泡細かく豊か。 香りは熟したリンゴ、カリン、濃縮した蜜、クロワッサン、黄色い花。 味わいは力強い炭酸とともに、豊かな果実味が甘みを伴って広がる。 コクも適度にあって、中庸を得た仕上がり。【82】
銘柄 ポル・ロジェ・ブリュット・レゼルブ90
感想 なんと、前のボトルは平野さんがビンテージと間違えて出したものと判明。 そうとは知らずに「さすがビンテージものは美味しい♪」と言い合っていた 私たち。(汗)
色は濃いめのイエローで気泡はキメ細かくしっかり。 NVに比べると果実香がよりコンセントレートされている印象。 黄色い花、蜂蜜、控えめで品のよいイースト香。
アタックは豊かな果実味、十分なコクがあって、ハチミツのような凝縮した甘みがじ んわりと広がる。 泡が消えるとともにスーッときれいに消える果実味のフィニッシュ。 さすがにNVと比べると値段なりの差がありますね。 【85】