2001年1月18日(木)〜21日(日)
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日時 2001/1/21
銘柄 Ch.グリュオラローズ94
産地 仏>ボルドー>メドック2級>サンジュリアン
購入店 やまやで購入後約1年寺田倉庫にて保存
価格 3980円(当時)
コメント 色調はやや濃いガーネットでエッジはやや透明がかっている。香りは特徴的なゆでたあずきや、甘草などのスパイス、シロップに漬けたブラックベリー、それにジビエなど。味わいは粉っぽいタンニンの第一印象。凝縮感はあまりなく、構成は緩めだが、たっぷりしたやわらかい果実味が心地よく、しなやかな酸とあいまってテクスチャーはなめらか。ただ、フィニッシュにも口中が渋味で満たされるなど、全般にタンニンが支配的な印象。タンニン自体は木目細かく上質なんだけど…。
【84】
日時 2010/1/20
銘柄 ティニャネッロ96&86
産地 イタリア>トスカーナ
96年 エッジにピンクがかった濃いめのガーネット。香りはブラックベリーなどの黒系果実のリキュールっぽい香り、丁子、ナツメグなどのスパイス、土、ユーカリ。味わいはなめらかな果実味がやや甘みをともない、酸はしなやかでタンニンはやわらかく緻密で、中程度の構成ながらエレガントにバランスがとれている。【85】
86年 縁にはっきりオレンジが見える濃いガーネット。香りは乾いたワラ、赤系果実のドライフルーツ、タバコ、キノコ、かすかにコーヒー。味わいはアタックから旨みのある果実味が感じられ、タンニンはきれいにとけこんでいて、やさしい味わい。果実味はだんだん時間とともに甘みを伴うようになり、すでに古酒の雰囲気を感じさせる。86にしてはずいぶんと熟成が進んでいる印象。【86】
感想 月イチの信濃屋の試飲会、この日は寒さが厳しかったこともあって、参加者は4名とやや閑散とした雰囲気。ティニャネッロのやや古いビンテージは前にも飲んだが、相変わらず熟成がかなり早い印象があって、今回の86年もボルドーだと80年前後ぐらいの雰囲気だった。家に81年が一本あるので、そろそろ飲んでやらないと…。
日時 2001/1/19
銘柄 Ch.カントメルル81
産地 仏>ボルドー>オーメドック
購入店 小田急ハルク(蔵出し)で購入後セラー保存
価格 5000円
コメント エッジがはかない色調になったやや濃いめのオレンジガーネット。香りは静かで深い、ブラックベリー、ナツメグ、やや乾いた黒土、トリュフなど。味わいは繊細で静謐な印象。やや乾いた果実味と透明感のある酸がよくバランスされ、タンニンはきれいに溶け込んでいる。全体の構成は大きくないが、きれいに熟成していて雑味のないフィニッシュがすばらしい。こういうワインを飲むと、ボルドーをワインの「女王」というのもわかる気がする。
【85】
日時 2001/1/18
銘柄 エラスリス・ソーヴィニヨンブラン96
産地 チリ>クリコヴァレー
購入店 ウメムラ
価格
コメント 色は輝きのある中程度のイエローでかすかにグリーンがかっている。香りは白桃、洋ナシ、ハーブ、ミネラル。味わいは広がりがあって、アタックから豊かな果実味が感じられる。酸は豊かだがややのっぺりしており、。後半にはしっかりした苦味。構成のしっかりしたグラマラスなSBだけど、それでいてフィニッシュの苦味やハーブっぽいフレーバーに品種の個性がきちんと感じられる。ウメムラの福袋でひと箱送られてきたときにはどうしようかと思ったが、思ったよりずっと良好。特に和食とは幅広く合うんじゃないかな。
【78】