2000年12月25日(月)〜29日(金)
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日時 2000/12/29
銘柄 Ch.ラグランジュ96
産地 仏>ボルドー>メドック3級>サンジュリアン村
購入店 やまや赤坂店で購入後3ヶ月弱常温保存
価格 3980円
コメント エッジがやや退色して透明になった濃いガーネット。香りはブラックベリーのシロップ漬け、甘草やグローヴなどのスパイス、黒土、木の根。味わいは滑らかなアタックにやわらかい果実味が感じられ、酸、タンニンとも角が取れていて上質。全体の構成は中程度ぐらいで、凝縮感、密度感はそれほどないんだけど、各要素のバランスがよくとれていて、土っぽいフレーバーが心地よい。こういうのを飲むと、ああボルドーってやっぱりいいなあ、とつくづく思う。【85】
日時 2000/12/28
銘柄 セインツベリー・カーネロス・ピノノワール97
産地 米>カリフォルニア>ナパ(ソノマ)>ロス・カーネロス
購入店 やまや池袋東店で購入後、概ねセラー、一時常温保存。
価格 1980円
コメント 色はやや濃いめのルビーで、エッジはニュアンス豊かなオレンジの色調。香りはカシスやダークベリー、スミレの花。樽からのロースト香。奥からややゲーミーなニュアンスも。味わいは、豊かで凝縮感のある果実味の第一印象。酸もしっかりしていて骨太な印象。タンニンはきめこまかく溶け込んでいる。フィニッシュにややアルコールが浮いたような印象がある。ややエグミを感じるのはたぶん熱の影響だろう。【80】
感想 私の好きなセインツベリー。購入後しばらくはセラーに入れておいたんだけど、夏の暑いさなか、セラーがあふれかえったときに追い出されてしまったかわいそうなボトル。それでも思ったよりは状態も悪くなく、相変わらず、「手堅くまとめているなあ」という印象だった。セインツベリーって、リザーブもすばらしいけど、このカーネロスでも十分な水準と思う。
日時 2000/12/28
銘柄 カレラ・セントラルコースト・ピノノワール97
産地 米>カリフォルニア
購入店 信濃屋で購入後約1年寺田倉庫にて保管
価格 3000円程度
コメント 色はやや紫がかったルビーで、やや淡い色調。香りは特徴的なゴム、、メンソール、オレンジピール、カシス。味わいもメンソールっぽいフレーバーを伴った果実の第一印象、酸は力強く、比較的シャープで、中間の広がりにはやや乏しい。フィニッシュにはやや苦味も加わる。かなり個性的な味わいで、正直これがあのすばらしい単一畑のピノを作っているカレラのものかと疑いたくなる。【68】
感想 昨年の暮れに近所で購入して、一本空けたらイマイチだったんで、しばらく置いておこうと思ったセントラルコースト。しばらくぶりに飲んだが、ダメなものはやっぱりダメ。カレラって単一畑はすばらしいと思うけど、このセントラルコーストは何度飲んでもその片鱗さえうかがえない。カレラの「落ちこぼれ」と言いたい。
日時 2000/12/25
銘柄 ジュブレイ・シャンベルタン92
(セラファン・ペール・エフェス)
産地 仏>ブルゴーニュ>ジュブレイシャンベルタン村
購入店 小田急ハルクのセールにて購入
価格 3300円
コメント 色は全体にオレンジがかったやや明るめのルビーで、縁は透明がかっている。香りは熟成感があって、ジビエ、なめした革、オレンジピール、小梅。フルーツでいうとラズベリーやレッドカラントなどの赤く小さな果実のシロップ漬け。味わいはアタックからまるで酸の波状攻撃で、はっきり言って「酸っぱい」。タンニンはなめらかで、果実味もクリーンなんだけど、あふれかえるような酸を受け止めるには役不足。しばらく時間をおくと果実の甘みも出てきたんだけど、それでも、まだ…。これだけバランスの極端なピノって久しぶりに飲んだ。(苦笑)【69】