2000年11月1日(水)〜3日(金)
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日時 2000/11/1
銘柄 Ch.オーバイイ95
産地 仏>ボルドー>ペサックレオニャン(グラーブ特級)
購入店 小田島ワイン倶楽部で6月に購入後ひと夏常温保存
価格 5200円
コメント

縁にややピンクの色調がみえる濃いガーネットで、粘性は高い。香りはブラックベリーのコンフィ、燻した香り、肥沃な黒い土、甘草、漢方薬、黒鉛など、これぞボルドーという香り。味わいはなめらかな果実味を第一印象に感じるが、広がりはあまりなくて、やさしい印象。ややバランス的に酸味が強めで、タンニンは険しさは無いが豊かで粉っぽい。フィニッシュにかけてじんわりと後を引く果実の余韻が心地よい。
【82】

感想 このところ少しは健康のことを考えようと、1週間に二日は連続して休肝日を作ろうと心がけている。ところが、長年毎日のように飲んできた習慣は恐ろしいもので、二日飲まないと、翌日猛烈に、それも良いワインを飲みたくなる。(^^;
このオーバイイはせっかく買ったのに置き場所がなくて結局常温で夏を越させてしまったもの。価格を考えるとコストパフォーマンスは今一つだが、こういうワインを飲むとやっぱり「ああ、ボルドーっていいなあ」と改めて思う。(三日ぶりといのもあるが…)
日時 2000/11/3
銘柄 シャンボール・ミュジニー97( A・Fグロ
産地 仏>ブルゴーニュ>シャンボール・ミュジニー村
購入店 やまいちで購入後ひと夏常温保存
価格 3880円
コメント 明るめのルビーで、縁にややオレンジの色調。香りは熱の影響か、トップノーズからジビエ香が強め。その奥にイチゴやラズベリーのコンポート、スミレのエッセンス。少しおくとコーヒーのニュアンスも。味わいはアタックから透明感のある果実味を感じ、タンニンはなめらかで、酸はややおとなしい。力強さや凝縮感は感じられず、やさしく楚々とした印象。おそらく熱の影響を受けていなければもっと繊細な魅力を味わえたのだろう。
【78】
感想 すっかり風邪をひいた。前日より倦怠感と胃の痛みがひどくどうしたのかと思ったら、夕刻から熱っぽくなってああ、風邪だ、と。そんなコンディションの中でよくワインを飲むなあと我ながらあきれてしまうが、まあ昔はワインは薬がわりに処方されていたともいうからね。このワインは上にも書いたとおり、ひと夏寝室に打ち捨てられていた可哀想なボトル。飲んでみるとやや熱の影響は感じられるけど、クリーンな果実味はA・Fグロの実力の片鱗を見せていた。ちなみにこの日、この作り手の「リシュブール97」が到着。いつ飲もうか、楽しみだ。