2000年7月8日(土)
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7・8 CWFC第4回ワイン会
CWFCはウエブ・リング・ジャパンで隣のサイトだし、名前を存じ上げている人も多く会員になっておられるので、一度参加したいと思ってたのだけど、私自身がカリフォルニアに疎いこともあって、今までどうも敷居が高かった。でも今回初めて参加してみて、ハッピーウエディングあり、ハッピーバースデーありのアットホームな雰囲気と気の利いた演出とで、初めての私もとても楽しい時を過ごすことができた。
ワインは、カリフォルニアらしさのよく出た明快かつバラエティ豊かなラインアップ。自主的にはなかなか飲む機会のないワインたちなので、興味深かった。若干点数は辛目かもしれないが、決して不満だったわけではないことは強調しておきたい。

銘柄 Schug Brut Rouge de Noirs Carneros 97
感想

珍しい赤のスパークリング。ピノノワール100%だそうだ。色はピンクがかた淡いルビーで、赤とロゼの中間ぐらいの色調。輝きがあり、泡に勢いがある。香りはフレッシュなイチゴやさくらんぼなどの果実をギュッと絞ったような溌剌とした果実味が印象的で、やや甘味も伴うが、フレッシュな酸が甘ったるくなることを防いで、爽快なフィニッシュをもたらす。乾杯用にふさわしい、華やかなスパークリングワインだ。
【74】

銘柄 Frog's Leap Sauvignon Blanc Napa Valley 99
感想

ジャンプする蛙のユニークなラベルで知られるフロッグスリープ。ここのカベルネは評判が高いので、このSBも期待がかかる。色は黄緑がかった淡めのイエロー。香りはグレープフルーツ、青りんご、ハーブ、ミネラル。猫のおしっこや、ややホコリっぽいニュアンスもある。味わいは若々しい果実味、あんまりシャープではないがスッキリした酸、ボリュームはロワールの一般的なSB比べるとやや大きめ。余韻は短めで、複雑さもないが、健康的でおおらかなSBという印象。【72】

銘柄 Chateau St. Jean Chardonnay
  Robert Young Vineyards 96
感想

サンクセパージュで一躍名前が有名になったCh.セント・ジーンだが、飲むのは初めて。色はやや黄緑のニュアンスのあるとても濃いイエロー。香りはよく熟したトロピカルフルーツ、バナナ、ヨーグルト、シナモン、バニラ、黄色い花。味わいはかなりの厚化粧。果実は豊かでハチミツのような甘味を伴い、酸はおだやかで丸く、ボリューム感があって粘性大きめ。後味に苦味とバニラのフレーバーを強めに感じる。典型的な新大陸的なシャルドネだが、これは正直言って苦手なタイプ。
【72】

銘柄 ICI/La-Bas "Les Reveles"
  Oregon Pinot Noir 96
感想

オボンクリマのジム・クレンデネンがオレゴンのブドウを使って作るブランド。
色チェックし忘れ。香りはラズベリー、イチゴ、バニラ、シナモン。味わいは豊満な果実味を中心に、しっかりした酸ときめの細かいタンニンがよくバランスされている。フィニッシュには樽からのバニラのフレーバーと果実味が感じられるが、余韻は意外にドライ。美味しいワインだが、今の時点ではやや樽香が勝ちすぎている。あと、供出温度が少し高かったような…。
【78】

銘柄 ブラインドで。
感想

1.品種
色は紫がかった輝きのあるルビー。香りはスミレの花、フレッシュなブルーベリー、キャンディのような甘い香りも。
回すとやや丁子のようなニュアンスもある。ガメイか?
味わいはジャムっぽい果実味、酸は丸いがしっかりしており、タンニンは木目細かい。全般にジューシーな印象だが、酸、タンニンともそれなりにバランスがとれている。最初ガメイかと思ったが、ピノノワールでしょう。→正解
2.産地
ナパかソノマかとの選択式。全然わからん。ソノマ! 
                        →まぐれで正解
3.年代
複雑さがほとんど出てないので、相当若そう。98年。
                    →これもまぐれで正解
4.CWFCのワイン会で出たことがあるワイナリーか?
  これはわからない。なにせ初参加なので…(^^;
  出たことなし →不正解。ということで、ここで脱落。

正解はゲリーファレルのピノノワール98
途中まであたったのは、まったくのまぐれだけれど、ブラインドも大人数でこうやってクイズのようにやると面白いね。

【74】
銘柄

Sausal Century Vine Zinfandel
Alexander Valley Estate Bottled 96

感想

ジンファンデルは数えるほどしか飲んだことないが、いつも新鮮な驚きを与えてくれる。さて今回は?
底が見えないほどの非常に濃いガーネットで、縁にピンクがかかっている。レッグはとてもゆっくりしており、粘性の高さを感じさせる。香りは芳醇なプラム、カシスのジャム、ミネラル。ややフローラルなニュアンスもある。 味わいは凝縮感があり、アタックから果実味が口の中で爆発。酸もタンニンもしっかりしているが、濃厚な果実味にマスキングされている。、アルコール度も高めでストラクチャーもしっかり。フィニッシュにはココアっぽいフレーバーと果実味が層をなす。剛球一直線という感じのワインだが、印象的だ。
【80】

銘柄 Lancaster Reserve Estate Grown Red Wine
Alexander Valley 97
感想

そろそろ酔いが回ってメモが怪しくなってくる…。
色は濃いガーネット。香りはブラックベリーのコンフィ、インク、墨汁、焼き栗、エスプレッソなど。味わいはかなりタニックで、粉っぽいタンニンはやや収斂性を伴い、酸もしっかりしている。メドックを連想させる引き締まったワインで、現時点ではもう少ししなやかさが欲しいが、熟成させると面白いかもしれない。、こういうタイプに素直に反応してしまうのは、やっぱり日ごろボルドーを飲む機会がもっとも多いせいか…(^^)
【82】

銘柄 Santa Barbara Winery Zinfandel Essence
Santa Ynez Valley 99
感想

青葉台のワイン会でのへさんが持参されたのと同じ銘柄。93年に初めて作られ、99年が二度目のビンテージだとか。日本への輸入は30ケースほどだそうだ。いや、これはやっぱりすばらしいワイン。アンズや梅酒のような独特の香り、しっかりした酸に下支えされた芳醇な甘味。食後を締めるにふさわしいすばらしい味わい。
【85】