2000年3月20日(月)〜
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世の中は3連休でネットの掲示板なんかも閑散としているけど、我が家はカミサンが重度の花粉症のため外出もままならず、この3日間は試飲会めぐりとインターネット三昧。まあそれはそれで充実していましたが。今日は近所の信濃屋まで散歩がてら上記銘柄を試飲。
日時 2000/3/20
銘柄 カレラ・ジェンセン92

米>カリフォルニア>Mt.ハーラン

購入店 信濃屋で試飲
価格 2000円/G
コメント

色はかなり熟成を感じさせる全体にオレンジがかったあかるめのガーネット。香りは最初枯れ草やドライフルーツ。しばらくするとフランボワーズのリキュールのような甘い香りや、ダージリン、ミネラル、かすかななめし革香など複雑な香りに。芳香力自体は決して強めでなく、外に拡散するというより内に沈み込むような落ち着いた香りだ。味わいは、アタックに芯のあるしっかりした酸を感じ、タンニンはきめ細かいがやや収斂 性がある。ボリューム感は中程度で、果実味は後半広がるがややドライアウトして、酸に負けている印象。フィニッシュには甘苦い果 実味と強めの酸が感じられ、余韻は長め。香りはうっとりするような官能的な香りだったが、味わいがちょっとドライでついていってない印象。このビンテージに関してはおととい飲んだミルズの方が上手か?【83】

雑感 コミック・ソムリエで主人公がブラインドテイスティングでロマネコンティと間違えそうになった銘柄がこれ。ジェンセンは私にとっても思い出深いワインのひとつで(about me参照)期待も大きかったが、このボトルに関しては「まあまあ」というところ。ただこれも開けたてだったので、時間がたつともっと果 実味が開いてきたのかもしれないけれど。
日時 2000/3/21
銘柄

バローロ92 (G.Trogria)

伊>ピエモンテDOCG/赤
購入店 いただきもの
価格 -
コメント 色は縁にオレンジがかった中程度のガーネット。香りはラズベリージャム、バラのドライフラワー、黒オリーブ、ユーカリ、ヨード。味わいには豊かな果 実のフレーバーをまず感じ、アルコール度が高めでボリューム感も大きくコクがある印象。後半には力強い酸と、収斂 性を伴った口中にまとわりつくような多量のタンニンを感じ、苦みも加わって複雑なフィニッシュ。
【83】
雑感 叔母のイタリア土産。聞いたことのない作り手(ネゴシアン)で、ビンテージは不作の92年、しかもボトルの表面 にびっしりと油汚れのようなものが付着していたので。果たして大丈夫か心配だったが、開けてみるとこれがなかなか。感動的というほどでないにしろ、それなりに楽しめるフルボディのしっかりしたバローロだった。翌日は味わいがよりまろやかになり、さらに好印象に。