
スピリチュアリズムには、数多くの書籍がありますが、それなりの値段がしますし、既に廃刊されていて入手困難な場合もありますので、それらを独自に作成・編集したものを公開・紹介するものです。
スピリチュアリズムとは? その内容を知る・調べる・勉強する為の資料をご提供するのが本サイトの目的です。
それからどれも大作の書籍ばかりですので1ページに展開するととても読める代物ではありません。
そこで「章」或いは「節」に分割して表示させることにしました。
「スピリチュアリズムの本当の目的は、死後にも永遠の生命があるという事実のもとで――「地上でどのような生き方をすべきか」を説くことなのです。地上人類としての正しい生き方、日常の心がまえ・考え方を教えることが、スピリチュアリズムの本来の目的なのです。」
【著作権】:発行後、既に何十年も経過している内容の書籍ばかりですので問題はないはずです。霊媒や翻訳者は既に地上での生活を終えた方ばかりですからね。
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神と人間との関係信仰とは神に自分の願い事を訴え、神の導きと恩寵を求めるものと考えています。
人々は自分の祈りの言葉が神に直接届き、聞き入れられると考えています。運よく自分の願望が実現すると、神が祈りを聞き届けてくれたと思い、神に感謝してきました。
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神 | ⇔ | 神の摂理 | ⇔ | 人間 | 間接的な関係 |
神 | × | ⇔ | × | 人間 | 直接的な関係は無い |

神は、宇宙とそこに存在する万物を創造したとき、それらを支配し維持するための法則(仕組み・摂理)も同時に作られました。
神は、摂理を通じて全存在物を間接的に支配し維持するシステムを定めたのです。
人間を直接支配しているのは、神ではなく神が造った「摂理」です。従って、人間は神と直接のやり取りは出来ません。神と人間との間に「摂理の神」が存在しているので間接的にしか関係を持つことが出来ないのです。
ですので、正しい信仰とは神が設けた「摂理」に人間の方から合わせていく努力をすることです。
「摂理」にそうための努力の具体的な内容は、「霊主肉従の努力」「利他愛の実践」「霊的視野に立った苦難の甘受」の3つが摂理にそうための努力です。
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スピリチュアリズム(霊的知識)の認知:スピリチュアリズムは何故、一般に認知されないのでしょうか? それは霊界側が望んでいないからのようです(証明を拒んでいるふしがある)。
霊的な知識は、それを獲得する人間の魂の成長の度合いに応じてというのが大原則です。
時期が来た人から受け入れて、時期が来ないと受け入られないで拒否するからです。人間に与えられている「自由意志」は高級霊といえども緩衝することは許されていませんから。
もしも科学的に霊界(死後存続)があることが証明された場合にどのようになるのでしょうか?
科学的に完全に証明されるということは、霊界(霊魂)の存在についてそれを認めないことが出来なくなる。つまりそれを認めることを強制されることになります。
科学がもたらす悪い側面を心配(考慮)する、気持ち(配慮)が大きいのだと思います。
ですので、拡散するべき時期が来れば霊界側が本格的にテレビなどで宣伝活動をおこなうようになるはずです。
従って現状のまま、つまり、一人また一人と受け入れる準備の出来た人が増えていけば良いのでしょう。
理性が納得する
宗教などで「悟りを開く」などと言うことを聞きますが、これって何なんでしょうかね? 私は話を聞いてもあまりにも漠然としているので理解できないし納得できないのですが。
又、スピリチュアリズムと言うと「未来預言」とか「パワースポットで運気を上げる」ことなどと考えている方が多いように感じますが何故でしょうか?。
スピリチュアリズムでは理性が納得できる内容の話だけです。
死後の世界、死んだらどうなるかについても、具体的な内容が記述されているので納得できてしまいますし、もしも納得できない場合には拒否しなさいとまで書かれています。
つまりはYouTubeなどで自称霊能者の話を聞いて鵜呑みにしているだけで実際の記事を全く読んでいないからではないでしょうか。
人間とは何なのか・何のために生まれてきたのか・どうすれば良いのか、等々についての話が抽象的ではなく、具体的に書かれているのがスピリチュアリズムの霊訓の内容ですから。
本当に勿体ないことです。具体的におこなう内容は実にシンプルなものばかりですがこれらの内容を知っても直ぐに実行できないのが事実ではあります。
何故? どうして? 実行できないかと言うと肉体に包まれている為に「利己主義」と「自己顕示欲」がどうしても全面に出てきてしまうからです。
人に親切にするよりも先ずは自己の利益を優先する方が重要だし楽だからです。
本当に人に親切にする場合には、必ず自己犠牲がともないます。そうでない場合には、ただの自己満足にすぎませんから。
まさに「利己主義」と「自己顕示欲」が全面に出ていると言うことになります。
しかしこれらに打ち勝つ努力をすることこそが、実践内容・カルマを消すことに繋がっていき幸せになる道なのです、本当に簡単な事なのですが何故か難しいのです。
以上が私が辿り着いた結論です。今後はどこまで実践できるかがすべてです。有意義(生まれてきた目的を達成)な人生を送れるか無駄に過ごして残念なまま終わるか(霊界に帰る)。
霊的教師症候群(グル・シンドローム):
スピリチュアリズム関連のYouTube等には、「スピリチュアル・ビジネス」や「預言者」が溢れかえっておりますね。
彼(彼女)らは「利益」と「評判」を得るために「自分自身を世の光」としているわけです。
M・H・テスターは、
『それより何より私は、一般の霊能者が安易に人類の教師や救済者たらんと目差すことによって生ずる弊害をひそかに予感し、憂うるのである。』と言っています。
スピリチュアリズム内部の敵:
シルバーバーチは次のように述べています。
「率直に申し上げて、スピリチュアリズムの最大の敵は、外部ではなく内部にいる──つまり、生半可な知識で全てを悟ったつもりでいる人たちが、往々にして最大の障害となっているように見受けられます。
悲しいことに、見栄と高慢と煩悩が害毒を及ぼしているのです。初めて真理の光に接した時の、あの純粋なビジョンが時の経過とともに色あせ、そして薄汚くなっていくのを見て、何時も残念に思えてなりません。一人ひとりに果たすべき役目があるのですが・・・」
「そうとは知らずに行なっている人はまだしも、問題は、中途半端な理解で終わっている人たちです。根本原理をよく理解せずに、自己顕示欲に動かされ、混乱と迷惑のタネをまき散らします。
わたしたち霊団側としては、霊的真理を普及することと霊力の威力を発揮することにしか関心はありません。霊力というものが、条件が整いさえすればいかに崇高で驚異的なことを成就せしめるかは、ここで改めて申し上げるまでもないことでしょう。」
〝自己責任〟の概念
シルバーバーチの霊訓から、
「原因と結果の法則、いわゆる因果律を、何か魔法でもかけたように欺くことができたり、自分の行為が招く結果をだれかに背負わせて利己主義が生み出す苦しみを自動的に消してしまうことができるかに説く教えは、すべてこの項目に違反します。
スピリチュアリズムの教えの核心に、この〝各人各個の責任〟の観念があります。自分がこしらえた重荷は自分が背負わねばならないという、基本的原理を知らねばなりません。
それは、自分の人間的不完全さを取り除き、内部の神性をより大きく発揮させるためのチャンスであると受け取るべきだということです。いかなる神学的教義、いかなる信条、いかなる儀式典礼をもってしても、罪人を聖人に変えることはできません。」
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私も初めて真理を知った時の感動は薄れてしまいましたが、「道理に反することはしない」ことは間違ってはいないと確信出来る根拠を持てるようになりました。例えば、いい年をした人間が、他人がやっているから私も万引きをしないと損だなどと考える事はなくなりましたからね。
これって「自己顕示欲と利己主義」のフルスロットルと言う恐ろしい状態ですが、道義心に素直に従えば避けられることです。
ですので、馬鹿正直に道理に従って生活する、それだけで十分ではないでしょうか。
これを違う表現にすると「ストイックに生きる(禁欲的な生き方)」です。これ簡単なようですが厄介だったりします。
そこで、感動は薄れてしまいましたが、その分知識が増えましたので有効に使う必要が有る分けです。そう実践しなかったら意味がありませんから。
シルバーバーチの霊訓から、
「その方にこうお伝えください――精神的にも霊的にも自己を厳しく修養し、生活のすべての側面を折目正しく規制し、自分は本来は霊であるという意識をもって、行動のすべてに霊の優位性を反映させなさい、と。
霊の優位性の自覚にもとづく修養的生活――これが最高の生き方です。既成のテキストはいりません。魂の成長ということだけを心がければいいのです。大霊からいただいている霊力が顕現し、人間が勝手にこしらえた教義への盲目的信奉者とならずにすみます。」
それから、万引きをしている人は大した罪じゃないと考えているのでしょうが、他人に迷惑をかけて物欲を満たしている分けですので、かなり重そうです。
アラン・カルデック 霊との対話-天国と地獄Ⅱから、
「霊界においては、あらゆる美徳に対して喜びが与えられるのと同様に、あらゆる悪徳に対して苦しみが与えられる。人間の法律は逃れられても、神の法律を逃れられる者はただの一人もいないのである。」
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著者ごとの書籍名アラン・カルデック
霊の書
霊媒の書
霊との対話(天国と地獄)
天国と地獄Ⅱ
ステイントン・モーゼス
霊訓(上・下)
シルバーバーチ
シルバーバーチの霊訓(第1巻~第12巻)
シルバーバーチの新たなる啓示
地上人類への最高の福音
霊性進化の道しるべ
霊的新時代の到来
シルバーバーチは語る
古代霊は語る
スピリチュアルな生き方Q&A
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オーエンベールの彼方の生活(第1巻・第2巻・第3巻・第4巻)
ネヴィレ・ランダル
500に及ぶあの世からの現地報告
ワード(死後の世界)
J・S・M・ワード[解説]
叔父さんの住む霊界
陸軍士官の地獄巡り
M・H・テスター
私は霊力の証を見た
背後霊の不思議
『死』とは何か、悩める人へのガイドブック
ウィックランド
迷える霊との対話(第1章~第15章)
スカルソープ(私の霊界紀行)
驚異の幽体離脱体験記
ジェラルディン・カミンズ
永遠の大道
イエスの少年時代・イエスの成年時代・イエスの弟子達