トップ 鎌倉峡  百丈岩 散歩道

プロローグ 在住地区のスポーツクラブ21が主催するハイキングイベントに夫婦で参加した。行先は地元ではハイキングコースとして有名な鎌倉峡である。私も含めて参加者の半数は、鎌倉峡の一角にある百丈岩のクライミングに挑戦した。以下は、そのクライミング報告である。
アクセス 鎌倉峡に向うハイキングコースの途中に神戸セミナーハウスがある。ここのベランダからは百丈岩を遠望できる(画像①)。コースに沿って進むと木立の間から見え隠れする百丈岩がどんどん大きくなってくる(画像②)。右手にキャンプ場らしき景色が見え隠れし、ほどなく鎌倉峡入口の茶店に着いた(画像③)。普通の民家のような茶店の右手の立派な庭からは、百丈岩の見事な雄姿を望むことができる(画像④)。
登山路 百丈岩登山の入口は茶店横の庭の端にある(画像⑤)。入口すぐの石段横には「百丈岩コース案内」の看板がある(画像⑥)。なだらかな登り道の後、突然急な岩肌が迫ってくる。元山岳部のリーダーのアドバイスを受けながら、急な岩肌を四つん這いになって鎖に掴まりながら恐る恐る進む(画像⑦)。予想以上の険しさだ。登りはいざ知らず下りを想像した時の不安がよぎる。ほんとにこの道を降りれるのだろうか。途中横からの百丈岩の絶景が癒してくれる(画像⑧)。25分ばかりでようやく頂きに辿り着く(画像⑨)。ごつごつした岩の頂きから眺める光景の美しさに仲間たちの口から思わず歓声が漏れる。登山仲間16名の笑顔とは裏腹の足元の覚束ない岩場での集合写真である(画像中央)。
下山路 いよいよ不安一杯の下山開始である(画像⑩⑪)。ところが実際に降りてみると、思ったほどの危険はない。最大のポイントは後ろ向きに降りるというリーダーのアドバイスだった。麓近くで救助訓練を終えたばかりの地元山岳隊の一行とすれ違う(画像⑫)。救助訓練の舞台となるほどの岩山であることを思い知らされた。こうして出発から90分を要して無事茶店横の河原に到着した。