明日香亮のつぶやき日記 1999年5月
5月17日(月) 七人のオヤジ・・・梅田に集う
企業の枠を超えた業界の労組幹部だった仲間たちの集い(OB会)がある。登録会員?は14名。その都度顔ぶれが入れ替わる。
仲間の1人だった東京のM・T氏とビジネス上のネゴを行うことになった。ちなみにM・T氏はつい2年ほど前には阪チョン(大阪単身赴任)族だった。今や大手旅行会社の代表取締役である。阪チョン時代は大阪・梅田でのOB会のメンバーでもあった。
T・M氏の折角の来阪である。仲間たちに呼びかけ今日のOB会と相成った。ビジネスを終えてOB会場であるアクティー大阪の27階のステーキレストランに席を移した。眼下に梅田の夜景を望む絶好のロケーションに、10人程度の小部屋のようなスペースがある。恒例の会場である。今回の参加予定は9名。ところが2件のドタキャン連絡が小生のケイタイに。結局、今回も「七人のオヤジの会」となった。
今回の集まりの口実はT・M氏との再開とともにメンバーのひとりK・O氏の取締役就任のお祝いでもある。K・O氏の「七人のオヤジたちの有馬の湯」での大活躍は記憶に新しい。
幹事役の小生は開会前に会場に。ほどなくS・M氏がいつもの几帳面さでかつての同僚A・M氏とともに現れる。A・M氏は今回が初参加。開会時間にはメインゲストのK・O氏が名古屋から駆けつける。新任取締役研修だったとのこと。少し遅れてA・N氏が、15分ほど遅れてもうひとりのゲストT・M氏が。30分オーバーはメンバー最年少のK・S氏。全員集合である。
さて宴たけなわ。どうしても昔話に花が咲く。T・M氏とS・M氏は労組現役時代は、ともに論客で鳴らした仇敵同志。とはいえそこは齢50を経た大人の世界。期待したの論争の再燃もなく、ナント各自の宗教観に話題が及ぶ。となると神戸の葬祭業界の指導者でもあるS・M氏の「感謝・合掌・礼拝の世界」が独壇場。
そんなこんなのオヤジトークがK.S氏の話題に及んで最高潮に。最年少の(・・といっても既に50歳、他は推して知るべし)氏は、数年前に愛妻を亡くし今は花の中年独身。その優しげな顔立ちにピッタシの優しい心根は、周囲の女性たちがほっておくわけがない。旧友たちの遠慮会釈のない追求に、30代の彼女の存在を白状。「ヤッパシナッ」(一同、ホットしたような恨めしいような感想とため息・・)「そんなことしてたら亡くなった奥さんの霊に申し訳ないんちゃうか」(・・・とは、小生の心にもないやっかみの言葉)「それが、彼女も一緒に墓参りに行ってくれるんや」(一同、シュン)。
上り鈍行新幹線の最終が帰宅リミットのK・O氏。20:40頃、退席。会費無料のささやかなお祝い。9時過ぎにお開きに向けて幹事の精算準備。すると隣のA・N氏がやおら財布から会場であるステーキレストランの20%割引券を出してきた。(ラッキーッ、なんとも準備の行き届いていることか) お会計はお陰で7人分の6人頭割りで6000円也の格安料金。イヨッ、名幹事ッ!!。
5月16日(日) 古代史散策「明日香巡り」
小生のホームページタイトルは「明日香亮の世界」である。子供の頃から古代「飛鳥」は何故か気になるネーミングだった。そんな訳で一度は行っておきたい明日香村にとうとう行ってきた。例によって連れ合いがよきパートナーである。
8:12に最寄のJR西宮名塩駅を出発し、大阪駅、地下鉄「天王寺駅」、近鉄「阿倍野駅」と乗り継いで目的地の近鉄「飛鳥駅」に。近鉄吉野線車内は沿線の行楽地を目指す リュックを背負ったファミリーやカップルでいっぱい。10:30到着。駅前のレンタサイクルの呼込みオバサンに早速捕まる。1日1台¥1000也。何年ぶりのサイクリングだろう。古代史散策「明日香巡り」の出発。

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ガイドブックの教える最初の訪問地は極彩色の壁画が発見されて一躍有名になったアノ「高松塚古墳」である。現実の古墳は石室へのコンクリートの入口が見えるだけの何の変哲もない丘である。隣接して壁画館が設置され壁画の原寸大の模写(右画)模型が展示されている。(観覧料¥210)
次の訪問は聖徳太子生誕所といわれる「橘寺」(拝観料¥300)境内には善悪二相を表した二面石が面白い。
橘寺の南東方向に明日香のシンボル「石舞台」(拝観料¥200)がある。古墳上部の封土が失われ巨大な天井石が露出したものだ。6世紀後半の支配者・蘇我馬子の墓ともいわれているそうな。初夏のうららかな農村風景に奇妙にマッチしている。古代への思いを巡らせるにふさわしい心なごむ史跡である。
石舞台に隣接して芝生広場がある。行楽客の多くはここで持参のお弁当を広げる。缶ビールを片手にお弁当!こたえられないひととき。
飛鳥寺から元来た道に戻り、明日香村役場(村役場にしてはやけに豪華)を横に見ながら県道沿いの遊歩道に入る。「亀石」、「鬼の俎(まないた)」、「鬼の雪隠」を寄り道しながら一路「飛鳥駅」方向に。駅手前の脇道突き当り付近の吉備姫王墓の柵内に猿石がある。
石舞台公園の北に向かって急な上り坂を自転車を押しながら登る。西国七番札所・厄除観音の「岡寺」にお参り。本尊の如意輪観音像は我が国最大の塑像(下の撮影禁止写真・・スイマセン)とのこと。奥の院石窟から三重塔に向かう。左下写真は途中の山道から岡寺の全景を望んだものだ。三重塔下の境内からは明日香村を遠望する風景が美しい(右下写真)。
再び石舞台公園に戻り北方向に飛鳥寺をめざす。途中、酒船石民族資料館を寄り道しながら「飛鳥寺」に到着。
飛鳥寺は蘇我馬子発願により創建(596年)された日本最古の寺とのこと。本尊の飛鳥大仏も日本最古の仏像という。
14:30、飛鳥駅に着く。4時間の明日香巡りだった。慣れないサイクリングはさすがに足腰の筋肉に悲鳴をあげさせかけている。とはいえ、初夏の曇り模様の絶好のサイクリング日和の半日だった。14:39発の近鉄特急は心地よい眠りを誘いながら阿倍野駅をめざす。
5月1日(土) 四天王寺参り
久々の休日の朝、TV「歴史街道」の番組が眼に入る。「四天王寺」の紹介だ。永年の大阪勤めにもかかわらず訪れたことはない。「よ〜し今日はここへ行こうッ」
遅い昼食の後、心斎橋のウィンドウショッピング目当ての妻と出発。
着いたのは4時過ぎ。閉門は4時25分とのこと。大急ぎで拝観。
講堂内には写真撮影禁止の掲示。迫力ある阿弥陀如来像と観世音菩薩像に思わずデジカメのシャッターを切る。(管長さんスイマセン)
心斎橋のブランドショップ街をぶらつき勤務を終えた娘と帰宅。
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