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2001年4月 |
4月13日(土) さくら会4月京都例会「講演と散策と先斗町宴席の1日」 | ||||
![]() ![]() 岸さん担当の今回の例会はいつになく力のこもった企画である。「維新の元勲・木戸孝允」をテーマとしたカルチャースクール(左画像ポスター)、歴史館見学、高台寺と周辺散策、祇園・先斗町での花の大宴会と続く1日コースの例会案内だった。 9:45、集合場所の京都「南座」入口に到着。宮川さんと幹事の岸さんが待受ける。少し送れて井上さん、竹内さん、森さんが到着。井上さんの顔を見て合流した模様の若い女性お二人がこもごもに自己紹介。初参加の戸谷さん、佐渡さんだ。岸さんの出欠確認で以上8名が昼の部の参加者とのこと。 10時前、カルチャースクール会場に向けて出発。南座前から四条通りを東に、途中花見小路を右に折れる。都おどりの祇園歌舞練場を左に見ながら正面突当たりの建仁寺を土塀に沿って左に折れる。東大路通りに出て右に折れ、途中のコンビニで昼食用の弁当を調達。東大路通りから左に入った通り「維新の道」の緩やかな上り坂の突当たりに講演会場の「霊山(りょうぜん)歴史館」があった。南座からおよそ1.5kmの道のりだった。 途中、岸さんと森さんから小生のHPでの例会報告に対するヨイショと激励のお言葉。「今回の報告が楽しみ」との駄目押し。(というわけで小生は、お二人の限りないプレッシャーに打ちひしがれて、翌日の日曜の午後をデジカメ処理とHP例会報告に打ち込む羽目となりました。) |
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10時半、松下グループ土曜カルチャー教室が始まった。 ところでこの歴史館の由来は、霊山歴史館のホームページによれば次の通りである。30数年前、 ![]() 第1部は同館の学芸課長である木村幸比古氏(右画像)の講演。「木戸考允展の見どころ」を数々 ![]() 第2部は幕末氏研究の専門家・辻ミチ子氏(左画像)の「桂小五郎と幾松」をテーマとした講演。おそらくどこかの大学教授を引退されたと思われる高齢のご婦人が登場。「一、京都における桂小五郎のイメージ」 ![]() |
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![]() ![]() 何はともあれ昼食である。ようやく高台寺下の公園、文字通り「高台寺公園」に格好のスペースを確保した。僅かに残る桜の木の下でお花見気分の昼食である(右画像)。缶ビール、ワインが喉を潤すさくら会恒例の風景である。 |
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![]() ![]() 遅めの昼食後、高台寺を参拝。豊臣秀吉夫人・北政所(ねね)開創の禅寺である。当時の政治的背景から徳川家康が多大の支援を行ったといわれる仏閣は壮麗なものである(上左画像)。観光客で賑わう行楽シーズンの京の名所をのんびり観光。参拝後、方丈をバックに記念写真(上右画像)。高校生風の女性観光客にシャッターを頼み、無事小生も仲間に加わリ全員集合。 ![]() クラフトセンターを出てすぐを右に折れ「花見小路通り」に入る。鴨川の支流の小川にかかる枝垂桜が京情緒タップリの風景を写していた(左画像)。 |
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![]() ![]() 昼の部参加の8名が先行して乾杯。そうこうする内、川島さん、筧田さんが、少し遅れて森島さん、安慶名さんの夜の部参加の面々が姿を現し、花の大宴会がさみだれ的に開会。 本日のお料理は山とみ名代の「鉄ピン揚げ」(左画像)。野菜、魚肉、湯葉といった素材を衣に漬けて鉄ピンに沸き立った油で揚げるという趣向である。席ごとに必ず現れる「鉄ピン奉行」たちのいいかげんな仕切りに従って次々とネタが上がる。昼の部の報告等ワイワイがやがやのひと時があっという間に過ぎてゆく。 そろそろお開きという7時前に最後の出席者からの連絡が入る。初参加の石淵さんとのこと。ここで解散というわけにはいかない。すかさず岸さんから二次会の提案。石淵さんと先斗町通り入口の不二家前で合流。お初にお目にかかる石淵さんは、ベージュの着物を着こなした魅力的な女性だった。紹介者であるさくら会きっての文化人・川島さんによれば能楽ルポライターとのこと。ナルホド。 四条大橋を渡り鴨川沿いを下る。南座の傍に石碑が建っている(右画像)。歌舞伎通の川島さんの解説で歌舞伎ゆかりの「出雲のお国」の顕彰碑と知った。 |
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![]() ![]() 格子戸をくぐり店内に入る。「土曜日の夜はほんとに暇なんです」。ママさ ![]() 二次会の圧巻はなんといっても森さんの熱唱(右画像)。職場のコーラスクラブの一員として全国大会優勝の実績を持つ実力派。期待に違わぬ歌唱力は居合わせた者全員を酔い痴れさせるにじゅうぶんなものだった。 |
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![]() 四条烏丸で下車した石淵さんがホームに立ったまま動かない。と思う間に、動き出す電車の車中の我々4人に向かって深々とお辞儀をする。その見事な振る舞いに一同敬服。以後、順次下車した宮川さん、川島さん、佐渡さんが同様の作法で車中の仲間を見送った。 |
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ことのほか充実した京都での例会だった。それぞれに魅力ある4人もの女性の参加が、4月例会をいつになく華やかで楽しいものにしていた。 そして何よりも幹事役である岸さんの事前準備から当日の案内に至る献身的なお世話が、今回の充実した素晴らしい例会をもたらしたことは言うまでもない。感謝。 |