vol.07『銀色の恋人』

タニス・リー 著 井辻朱美 訳

ハヤカワ文庫SF ISBN4-15-010725-4
定価・本体602円 早川書房 刊

…「要するに金持ちの小娘(処女)がロボットに一目惚れして,家財道具売り払ってカレと駆け落ちするんだけど,けっきょく大人社会の論理で仲を引き裂かれてしまう悲恋物語.べつにSFじゃなくてもオッケーな話ですよね.(…)やっぱりこの銀色のひとがいいわけですか?」「うん(きっぱり).売ってたら買っちゃうよ.ま,オレだったら使わないけど.せいぜい瓶の蓋が堅いの開けさせるくらいで(笑).」
…「この小説のジェーンの場合,完全に人間として見て,まっすぐ惚れちゃってる.」「それはですね,オレが長年自問自答してる問題なんです.モノに人間を投影して惚れてしまうのと,モノをモノとして考えたあげく「だから使用しません」と言うのとどっちがタチが悪いか(笑).」…


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