禅問答 Quiz

作成者  BON
更新日  2009/11/08

 一問一答での言葉のお遊び。意外と好評なのでどんどんいきましょう。

技術力をつけたい人のための特訓めにゅー 
 勉強のやり方のこつ。

【備考】


(5)技術力をつけたい人のための特訓めにゅー。

はったり 2002/07/28改

 チャンスが平等に与えられるのはよくても学生まで。社会ではチャンスを与える側もリソースの投資である以上,成果のでそうなところでないと軽々にチャンスを与えることはできません。

 チャンスをもらうためには,それこそ命がけでやる気をアピールしなければなりません。こういうとき,「はったり」は必須の技能です。もちろんチャンスは2度はありませんので,「やります」といったら命をかけてやり遂げる必要があります。

役にたたないのはなぜか

  1. 役に立つはずが役にたてていない場合。たとえば,よく,「算数なんて勉強して何の役にもたたない」などという輩がいるが,算数に限らず勉強して得た知識やノウハウは勝手に役にたってくれるものではなく,使わなければ役にたたない。うまく使っていないことに気が付いていない。
  2. 本来無意味なものの場合。「どんなに無意味なことでも,極めれば意味が出てくる」(糸井重里)。だから,自分のやっていること,好きなことが役にたたないものであれば,それを極める努力が足りないのだ。

継続と整理と好奇心 2001/02/11

 おたから探偵団に出演されたある老マニアのせりふです。この言葉を聞いたとき,胸に迫る感動がありました。お勉強のコツもそのまんまと思います。ちなみに,このなかで特に忘れがちなのは「整理」です。集めた情報を一生懸命整理しましょう。

情報と道具と執念 2003/06/09

 モットーのバリエーションです。新しい何かを作るために必要なものはなにか。模型を製作するときに必要なものがなにか考えると,この3つに行き当たりました。「情報」とは作りたいものに関するデータやイメージです。「道具」はそれを作るための道具や工法の工夫です。そして最後までやり遂げる執念,これさえあれば,どんなモノでも作れます。

成果品と情報と技能 2001/03/16

 どんな優秀な技術屋さんでも,豊富な情報がないとよい成果は得られません。ただし,

限界 2001/03/25

 プロのレーサーは練習走行ではスピンするまで限界を試すそうです(”F”六田登)。また,ロケットは,1回の成功のために何十発と破壊試験をやるそうです。(はなしシリーズから)超えてみないと限界なんてのはわからないものなんでしょう。

 特に研鑽の期間中は,あんまりお利口になってはだめです。まずは限界までつっこんで調べてみましょう。

適応 2001/04/23

経験の勧め 2001/05/30

 なんでも経験はしておくこと。特に失敗の経験はできるうちにしかできない。

動摩擦の方が静摩擦よりも小さい 2001/06/06

 動摩擦の方が静摩擦よりも小さい。全く動いていないところから立ち上げるのは至難であるが,何らかの動きさえあれば,それに係わっているうちに新たなきっかけをつかむことができる。

土木とは 2001/05/30

 土木工学というのは,電機,機械,建築...などと体系化されて分離していって,最後に残った工学体系なのだそうです。だから,土木は経験工学としての度合いが他の工学分野よりも傑出して高いようです。

試験結果の罠 2001/05/30

 高校生のころ,できたような気がした試験では成績が悪く,できなかったような気がした試験の成績は望外によかった,といったことが続いたことがありました。これは,前者では,できたところが印象に残っていて,後者ではできなかったところが印象に残っていたためと思われます。

 勉強すればするほど,自分の知識の範囲が狭いことを知って愕然とし,また未経験の広野が存在することを知って慄然とするわけです。そういう人ほど謙虚なのは,だから,当然のことといえるでしょう。

 ろくろく勉強もしていないのに,何でも判断できるものと思い込んで,怪しげな情報に踊るケースってのは枚挙に暇がありません...自戒を込めて。

3年という時間 2001/06/06

 いずれもよく言われる言葉です。3年という時間の意味を経験的に語っているように思います。ただ,「日本人はなんでも3にまとめたがる」という指摘(ピーター・タスカ,日経ビジネス)もあるようで。

忘れっぽい人はどうしたらいい? 2001/10/30

蘊蓄をたれる 2002/05/21

 人に蘊蓄をたれるやつほど,人の蘊蓄に耳を傾ける気はない。 私もその類です(^_^)ゞ。 えらそうな蘊蓄にあまり振り回されないように。蘊蓄をたれるやつが必ずしも深い見識を有するとは限らないことは,サッ●ーとか麻●とかを出さずともわかりますよね。顔の見えないネットではなおさらです。

大先輩の指導は真に受けてはならない 2002/05/26

 名選手必ずしも名監督ならず。

 きっちりやれる人が不要な部分を省略するのと,省略した形でしか仕事を知らないのとでは,できあがりは一見似てますが全く違うものです。途中省略をするためには,全体の流れが完全に分かったうえでないと「手抜き」になってしまいます。練達の技術者ほど,「その部分は不要」ということを肌で知ってるわけすが,なぜ不要なのかわからないうちは,たとえ大先輩の言葉でも疑ってかかるべきでしょう。

 逆に,「不要」と「過剰」と「手抜き」の違いがわからん素人評論家もやっかいなんですけどねぇ。

冒険が不安なあなたへ 2002/07/28

 新しいことに手を付けることがどうにもこうにも不安なことは多いのですが...実は,やりたくないようなことこそ安全なんです。やってみたくなるようなことには,たいがい,危険な罠が仕掛けられてています。

 たとえば,呼び込みとか,儲け話とか,おたっきーな趣味(^o^)とか...

自己研鑽はどんなときに可能か 2003/02/11

 自己研鑽が一番進むのはいかなる場合かって議論をしたんですが,じっくり考えてみると,「もうすぐ忙しくなることが明かなとき,すなわち嵐の前夜のようなと」であるように思われるのです。自動化のプログラムを作った時も,半年後の惨状がはっきりと予想された時でしたし,このHPも,出向期間を終了した後の地獄を想定して,「今のうちに」って気持ちで進めたものですし。

 逆に,「もうすぐ忙しくなるから備えておこう」という気持ちに自分を追い込むことが,もしかしたら,自己研鑽の一つのコツなのかなとも思われます。応用編として,たとえば複数の仕事を抱えているときに,直近に工期が迫った仕事を後回しにして,時間に余裕があるやつから着手し自分を追い込む作戦なんかもあります...って,かなりリスキーですけどね。

勉強を好きになるためには 2003/04/20

 かくして,勉強するやつは際限なく勉強し,しないやつは一切しなくなる...付け加えるなら,

 であるならば,基礎的な勉強は,人格が素直であらゆることに興味をもてるうちに,勉強の意味を知る程度の勉強はたたき込んでおくのが正解ではないでしょうか...

仕事を選ぶ?100年早いわ! 2003/05/11

 「こんなのは私のやる仕事ではない」なんてぬかす若造に怒りの鉄拳を!なぜなら...

  1. 労働集約型の単純作業(いわゆる力仕事)なのであれば,省力化,省略化,あるいは自動化提案の一つもして見せよ。提案するという作業はすでに単純作業じゃああるまい。
  2. もっと自分を活かせる仕事を,とか考えてるあんたへ(そこのおまえじゃ)。それだけの価値があると認められる人間になってみせい。そうすれば,「仕事の方があんたを選ぶ」わぁ!

 ハァハァ...興奮しすぎた...

手先が器用 2003/05/14

 細かい緻密な作業をこなす人をして「手先が器用な人」と言いますが,「細かい緻密な仕事」とは,努力と執念の蓄積の結果であって,特別な才能などではありません。強いて言えば,一つのことにそれだけの執念をかけられるかどうか,その点のみが才能の出番に思います。

 エジソン曰く,「天才は1%のひらめき(才能)と99%の努力」だそうですが,これはいかなる道のプロフェッショナルでも等しく言えることなのでしょう。

失敗の経験は買ってでもしろ 2004/02/01

 人生の経験の中では,自分で判断して行動した経験が何より重要であるが,特にその中でも失敗した経験は得難いものがある。犬ですら,勝手なことをしてひどい目に遭うと,その経験を忘れないらしく,調教のテクニックの基本となっているそうである。

 できるうちに,フォローしてもらえるうちに,可能な限りの失敗をしておくこと。

 ちなみに,「失敗なんてするのはバカだ。俺はちゃんと学ぶから失敗なんかしない」とは,ホリエモンの迷言。ゲラゲラ。

悩める若者への手紙 2004/06/26

拝復

 お悩みの件,相談してくれてありがとう。ううむ,若者らしくて なんかいいぞ。どんどん悩んでください。 次のフレーズは,中高年向けかなんかの広告の売り文句で実際にあったやつです。私はこのフレーズがすごく好きです。

 みんなで一緒に勉強会をやる主旨は,そういう悩みを共有するというのもあります。一人で悩む必要もないですし,結果としてマトハズレであってもアドバイスをもらえばその分は必ずヒントになるでしょう。

 ま,なるべく立ち止まらず,闇雲でもいいから,歩きながら悩むのをお勧めします。

チャンスは平等には与えられない 2004/10/15

 特に若者に多いんですけど,「チャンスは平等に与えられるもの」と考えている人が意外に多い。これは全然間違っておりまして(珍しく断言),チャンスが平等に与えられるのは学校まで,であります。

 チャンスは資産であります。チャンスを与える側も,チャンスのネタを無尽蔵に持っているわけではありません。困難なネタはチャンスを活かしてくれそうな人,易しいネタはチャンスを活かして結果を出してほしい人に,チャンスのネタを与えることになります。

 チャンスは口を空けて待っていても希にしか落ちてきません。チャンスをもらえる人になるためには,常にチャレンジし続けないといけないのです。

修養とは単につらいものではない 2005/03/31

バリアフリー 2005/10/13

 昨日本部長から聞いた話,モトネタは土木学会誌だそうですが,バリアフリー住宅にすると,住んでる人,主として高齢者がバリア弱くなって結局弱ってしまうんだとか。運動しなければ衰えるし,鍛えなければ鈍る。弱者を救済しようとすれば弱者はより弱くなる。世の中因果なもんです...魚ではなく釣り竿を。徹底できてるかどうか...

小人と大人と中人と 2005/12/20

 たとえば,サンタクロース。

 事実は確かにひとつ。ですが,真実は人の数だけあります((c)田中芳樹,たぶん)真実を争うことが何も生み出さない場合,だれもきづつけない場合には,他人の真実をにこやかに受け入れるのもひとつの形でしょう。

 ただ,成長のためには,大人でも子供でもない人になることが必要な場合もあろうかと思われます。バランスをとるのは意外に難しいですけど。

失敗談と成功談 2005/12/27

 あえて選ぶなら,成功談を語る人より,失敗談を語る人と付き合いましょう。

分からないやつ 2006/04/30

 最近テレビとか見ていて気になるのが,「分からないからダメ」とのたまう解説者(風のタレント)。わからない時点で解説者失格であるし,こういうやつは大体において言ってることも変である。

 物事をが分からないというのは,本来もっと恥ずかしいことだったはず。複雑怪奇な法律のように,難しいことそのものを障壁として使っている場合を除いて,分からないのは分からない側にも相応の努力不足があるはず。

 わからないやつほど威張ってる現代日本。世の中が難しくなりすぎたのは反省点であるが,あんまり好ましい状態ではないと思う。

こころを壊していく 2008/04/19

「どんなつらいことでも辛抱できる」人は辛抱できる程度にしかつらい目にあったことがないのだ。人はそれほど強くない。
「辛抱できないほどのつらいこと」に直面したとき、「こころ」はどこかが壊れる。大事なのはいかに上手に壊すかである。
経験を積むということは、致命的でない程度に「こころ」を壊して「つらいこと」の「つらさ」に麻痺させていく作業だと思う。

機会を求める 2009/11/08

人は機会を求める。
志のあるものは、成長の機会を。
志のないものは、惰眠の機会を。

成功の秘訣らしい 2009/11/27

「成功したければ、失敗率を倍にせよ」 トーマス・ワトソン


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