水の統合管理に関するCRESTシンポジウム−質の利用を中心にすえた新しい都市水代謝システムの構築−構造的な活水と水質汚濁からの脱却−
作成者  BON
更新日  2002/02/04

 CREST=戦略的基礎研究推進事業の1分野として,北大が中心になって進められた研究分野。上下水道など都市環境を中心とした水循環の構築に向けての基礎的技術開発が,工学や理学の壁を超えて進められており,非常に興味深い発表が多かったです。

 もちろん,ここで詳細を解説するような真似はできませんが,聴講して興味深かったポイントを書きとめ,なにかに生かしたいと思います。また,ところどころ抜けていると見えるのであれば,それは睡魔の仕業です... 

質の利用を中心にすえた新しい都市水代謝システムの構築
 各種研究成果はいずれも内容が濃かったのですが,特に上水関連で興味深かった膜関連水処理関連についてインプレッションを作成しました。

【参考】


水の統合管理に関するCRESTシンポジウム

1)セッション1 膜ろ過・浄水

  全体に,膜ろ過法と各種の高度処理を組み合わせた場合の運営に関する基礎実験集という印象。水源水質のフミン質やマンガン,ヒ素,冬期の低水温など,水質的にはハンデの多い札幌での研究なので,適用性は広いと考えられます。

生物膜付着型回転平膜装置による浄水処理 (北大 木村氏)

オゾン耐性MF膜による浄水処理 (北大 張氏)

膜のファウリング発現機構と前凝集の効果 (三菱レイヨン べん氏)

UFろ過膜のファウリングモデル (東レ 峯岸氏)

【備考】


(2)水処理関連

浄水過程におけるAOCの挙動 (大工大 笠原氏)

メゾ構造体とヒ素吸着剤とメゾ多孔体農薬吸着剤の開発 (東工大 岸本氏)

高感度水質計測システムの開発 (日立 平林氏)

【備考】


(3)講評等

 セッションの統括時や最終講評などで,世界的重鎮のお話をお伺いすることができました。走り書きのメモから起こしたので正確ではないと思いますが,少しでもメモしたものを記録しておきます。

【備考】
 筆者の理解できるレベルを少々超えているので,全般に表現は正確ではありません。ご容赦ください。


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