想定問題集 Expected Questionnaires
作成者  BON
更新日  2003/01/26

 技術士補試験の想定問題。自作のほか,よそのサイトも紹介しました。興味があればどうぞ。

想定問題集
 技術士補試験の想定問題。
【かわさんのホームページ】
 初級,中級,上級として水道に関する「おもしろ水道の知識力テスト」があります。私は60-70点しかとれませんでした。

【参考】
試験問題を作るのは結構楽しいんですが...だれか投稿してくださいな。


想定問題集

1)出題について

 2001年度の試験より,専門に加えて一般教養に関する科目が追加され,受験しにくくなりました。2002年度の合格率は際だって低かったとのこと。で,一般項目に関して役立つらしい(ネット情報ですけど)サイトを少し挙げておきませう。

現代用語基礎知識【infoseek】
 現代用語についての簡易な解説。幅が広いのがメリット。
【科学と技術の諸相
 一般科学知識についての知識に関するサイトのようです。
用語集サイト
 用語集に関するサイトへのリンク集。

2)模擬試験

 昔,技術士補の勉強会用に私が作った模擬試験問題です。本試験よりは少しむずかしめです。チャレンジしてみます?

(1)水道の原水水質を調査する場合について,正しいものはどれか。<答え>

  1. 表流水や地下水など水源の種類が異なっても水質基準は同じであり,調査する項目及び頻度もまた同じである。
  2. トリクロロエチレンは,浄水処理の課程で塩素消毒により原水中に発生するため,原水の調査は必要ない。
  3. アンモニア性窒素は水道水質基準に含まれないため,調査する必要はない。
  4. 大腸菌は塩素処理によってほぼ死滅するが,これが高い原水を水源として使用することは好ましくない。
  5. 原水の水質は,消毒塩素を除くすべての項目において水道水質基準を満たしていなければならない。

(2)水道における浄水処理方式の選定において,正しいものはどれか。<答え>

  1. 濁度が常に高い場合は,膜ろ過方式の導入がもっとも適当である。
  2. 臭気が高い場合には,オゾン処理を導入することが必要である。
  3. 浄水処理に過マンガン酸カリウムを使用する場合がある。
  4. 色度の高い場合は,急速ろ過システムによる改善効果は全く期待できない。
  5. 病原性原虫には塩素剤が有効でない場合があり,より強力な消毒剤が必要である。

(3)送配水管路の設計における注意事項のうち,誤ったものはどれか。<答え>

  1. 配水池の容量は12時間以上が望ましい。
  2. 配水ポンプの台数は2台以下が望ましい。
  3. 配水管内の圧力は7.5kgf/cm2以下が望ましい。
  4. 配水管末端の有効塩素濃度は0.1mg/L以上が望ましい。
  5. 消火栓の吐出し水量は1.0m3/分以上が望ましい。

(4)水道事業の広域化に関する記述のうち,誤ったものはどれか。<答え>

  1. 広域水道事業とは,複数の市町村にまたがる水道事業を指す慣用表現である。
  2. 一般に,広域化により,需給の均衡や水源の融通,技術者の確保,重複投資の回避といったメリットが期待できる。
  3. 特定広域水道事業は県の計画に基づき設置され,原則として50万人以上の計画人口をもつ広域水道事業である。
  4. 広域水道事業では必ず厚生大臣の認可が必要である。
  5. 広域簡易水道は法的には簡易水道事業ではなく上水道として取り扱われる。

【参考】


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