ゴズキ

Illustration:ヴァッサゴ

エマバール誓約軍の象徴的TU「ペンタ・ブレット」のひとつ。パイロットは「火輪のウェズリー」、こと、ケビン・ウェズリー

ズキをベースとした地上用突撃型TUであり、武装や脚部はかつてのハイロケータを参考にして設計されている。また、その機体特性は奇しくも、ウェズリーの十年以上前の愛機ツィペンシルと酷似する。

突撃戦において圧倒的な力を発揮する反面、小回りが利かないことと、最大パワーでの稼働時間が短いことが欠点である。このふたつの欠点のうち、小回りについては、ゴズキが正面に出る際、両翼に護衛のTUを随伴させることで対処されている。また、稼働時間については、どのみちパイロットのウェズリーが年齢的に長時間の戦闘機動に耐えられないため、問題となっていない(ウェズリーはゴズキに搭乗した状態で陣頭指揮をとりつつ、重要な局面のみ前面に出て要撃を行うスタイルをとった)。

同じくペンタ・ブレットに数えられるメズキとは、兄弟機である。

<イライザ・リクドゴフ>
エマバール誓約軍蜂起時における、PNGの若手幹部。入社以前は幼少時から武道を修めており、十七歳にしてとある流派の師範代の資格を得ている。しかし、そのころの彼女の写真や記録を見たものはおらず、武道云々の話は社内で生まれた伝説に過ぎないとも言われる。しかし揺るがぬ実力があるのは確かで、ズキ系のOS開発においてテストパイロットを務めたほか、ゴズキ、メズキ、アルガウの開発プラン提出も彼女の手による。

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