ズキ

Illustration:ヴァッサゴ

工場衛星パキケファラスがケダブール条約機構の支配下になって十数年後、同機構のもとで存続していPNG社が開発したTU。統一国家連合議会にあっては日の目を見なかったPNG社だったが、長い雌伏の時を経て、軟質装甲技術とケダブール系TU技術を融合させ、このズキを実用化したのである。

性能は在来機種の標準を上回っていたものの、当時はギルバーグが軍を牛耳っていたために、PNG製のズキがすぐに前線にまわされることはなかった。ズキは生産拠点であるパキケファラスから近い辺境国家カヲクフ(条約機構加盟国のひとつ)に配備されたが、実はこれは、PNG社のほうが仕組んだ策略だった。一ヵ月後にカヲクフで宣戦布告した「エマバール誓約軍」はPNGの全面支援の下、ズキを主力TUとして使用していくことになる。

武装:
イカリ・ブレード
ワイヤー・シューター
(イカリ・ブレードとワイヤー・シューターは連結可能)

<エマバール誓約軍>
ギルバーグに影から支配された条約機構軍、なかでもギルバーグの私兵といっていい「神槍師団」の専横を阻止するべく、カヲクフで立ち上がった蜂起軍。当初からPNG社の全面支援を受け、さらには現体制を快く思わない正規軍部隊を次々に取り込み、一大軍事勢力に成長する。

<エマバール>
カヲクフの古都であり、地球におけるケダブール条約機構の初期開拓地のひとつ。誓約軍の初期メンバーたちは、歴史あるこの地でギルバーグ排除を誓約している。


<条約軍仕様>

Illustration:ヴァッサゴ

エマバール誓約軍が宣戦布告するまでの仕様。もともとはカヲクフ守備軍として配備されていたもの。宣戦からしばらくのうちはこの色のまま作戦に出ていた機体も多い。

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