ハイロケータ
Illustration：無学
ケダブール条約機構軍オーラリ会所属。ヴンダーカマー製試作機。オーラリ会TUでは最後のTUになるハイロの前身。オーラリ会はギルバーグとの権力闘争に負けて、消える運命である。
一部の局地用TUに用いられていた、環境の変化に対して、特殊な追加装備の換装や、大掛かりな変形機構を持たせる事無く、姿勢制御、及び部位移動による、最小限度の調整によって対応しようとする、俗にトランスポジションとよばれる思想に基づいて設計されている。背面に大型の推進器三基を持つ。
運用可能域は陸上、及び無重力下。陸上では、スラスター併用歩行による通常の移動方式に加えて、脚部前面装甲板の下に収納されている車輪を展開、踵の駆動輪とあわせて、四輪による高速走行が可能。無重力下では、脚部を後ろに倒し、前方投影面積を縮小させる。前者をヤブサメ・ポジション、後者をトビウメ・ポジションと呼称する。
テストにより有効性が認められ、一部構造を簡略化した量産機ハイロが製造された。
＜改修型＞
llustration：無学
