汎用TUズキをもとに開発された白兵戦用TU。頭部、肩部などは外見がズキと大きく異なり、むしろ十数年前の停戦監視団で名を轟かせたサブラウに似た意匠となっている。「水鏡のモノツ」の愛機であり、エマバール誓約軍五大TUのひとつとして知られる。武装はシナイ・ソードとワイヤー・シューター。

＜パイロット解説：モノツ・ワモノフ＞
「水鏡」の称号を持つ、アルガウの専属パイロット。二十代前半の黒髪の男性で、経歴は不詳。人前ではほとんど喋らず、決して社交的ではないが、その神業的なTU戦技は高く評価され、
エマバール誓約軍の中で尊敬を集めている。

＜用語解説：水鏡＞
すいきょう。カヲクフに伝わる五つの称号のひとつ。エマバール誓約軍は精神的結束の象徴としてこれらの称号を資質ある五人のTU乗りに与え、水鏡の称号はモノツ・ワモノフに与えられた。なお、他の四つの称号は
「木鐸（ぼくたく）」
「火輪（かりん）」
「土豪（どごう）」
「金剛（こんごう）」
である。称号を得たTU乗りたちは、例外なくそれぞれ高性能な愛機を持っていたため、それらのTUは誓約軍内で五大TUと呼ばれた。

＜五大TUの色のルール＞
木→東→青
火→南→赤
土→中央→黄
金→西→白
水→北→黒