サブラウ

Illustration:ヴァッサゴ

PNG社製TU(社内コードPNG-U1-F)をカスタマイズした機体。大戦中、地球各地の戦場に神出鬼没に現れては、砲撃重視TUばかりを背中の竹刀で機能停止させ、その得物を強奪、あるいは破壊して回っていた。この行為はTUパイロットたちから「火砲狩り」と恐れられた。

長く所属も目的も不明のままだったが、のちのワームホール停戦期にこの機体が地球府の停戦監視団に所属したことから、パイロットは地球府のシンパだろうと噂されている。

<ワームホール停戦>
周期どおりに出現するはずだったワームホールに異状が認められ、三勢力は調査のために停戦することで合意。停戦は地球府の名のもとに調印されたが、ワームホールが当面開きそうにないと判明するや否や停戦協定は破られ、地球府の権威失墜を全世界に宣伝する結果となってしまった。

<地球府とは>
・ワームホールの先に旅立たず、地球に残り地球を管理してきた勢力
・三勢力は地球府の信任を得るため戦っている
と、そんな存在。日本の戦国時代で言えば朝廷。地球府に権力を執行する実力はないので、地球府としても、力のある勢力に贔屓をする。時期によっては、実質的に傀儡化か。サブラウ登場時期もたまたまツィーダ陣営が地球府の信任を得ている時期だったものの、停戦協定を地球府の権威のもとに発効したからには、地球府が独自に停戦監視をやらないといけない。そのため地球府は傭兵や志願兵で停戦監視団を編成。地球府とツィーダ陣営とのつながりは深いので、PNG社製TUの改造機であるサブラウもさして問題なく運用可能だろう……


<「停戦監視団活動録(仮)」概要>

今のところの想定時期は、クロスハートとオレンジヘッドの対決が終わり、かつ、真静が地球周辺に足がかりを築いて、一触即発状態となっているころ。停戦期間は半年〜二年ていど。主要登場人物は、停戦監視団側だけ紹介すると、

<オグ・アム・イットウ>
サブラウのパイロット。かつて火砲狩りを行っていた男。停戦監視団に最初期から参加。

<ディグ・ロウ・イットウ>
オグ・アム・イットウの息子。無口な幼児。父が停戦監視で不在の折は、停戦監視団の屯所で他の仲間たちに面倒を見てもらっている。母は故人と思われるが、オグ・アムはそれについてなかなか語らない。

<ケビン・ウェズリー>
停戦監視団に初期から参加している傭兵。愛機ツィペンシルの無償整備を条件に、他の傭兵より格安のギャラで契約している。オグ・アム・イットウとチームを組む。

<ギューラ・アウドム>
ツィタデュアルにて停戦監視団に参加している元七幹部。ただしTU搭乗中に本名を名乗ることは稀で、そのため別部隊のオグ・アムたちが彼の正体を知るのは、しばらく経ってからのことになる。

<ダリア・ダウア>
バヨ中隊で名を馳せたダウエ・ダウアの娘。緩衝地帯で私情からサブラウに攻撃を仕掛け、そのためケダブール内で処罰を受けて、不本意ながら停戦監視団に派遣された。さらに、恨みあるオグ・アムたちとチームを組まされるのだが、やがて停戦監視団の仕事に意義を見出す。停戦監視団での乗機はキャスク。

以上が確定済みレギュラー。あと検討中なのがトモエ・アーク。あとゲストとしてルオン・カイエ・セナやセクタ・クシイなどの登場を予定。

トップに戻る