夜明け前 いつも見る 蒼色の夢 それはかすかな記憶 一面に広がる蒼い色 海でもなく空でもなく ただひたすら蒼い景色の中で ――アナタ、ダレ?―― 蒼い空気だけをまとって きみが笑っている それは まぶしいほどの蒼色の微笑み ――アナタ、ダレ?―― ぼくを包む蒼色の世界 蒼く染まるきみの指先 めまいに似たなつかしさ 息ができなくて ぼくまで蒼色に染まってゆく  これはきみの記憶?  それともぼくの記憶? まばゆく息苦しいほどの蒼 それは ぼくたちががいつか どこか遠い時間の彼方で見ていた 共有された記憶なのかもしれない ――アナタ、ダレ?―― 蒼の世界 蒼の空気 蒼の微笑 蒼色のきみ 蒼色のぼく そしてなにもかもが ただ蒼く染まってゆく ――きみだったんだね―― 『いかりくん』 ――きみにまた会うために、ぼくはきっと、生まれてきたんだよ――

 

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