12  発表の準備(その1)
 

 一年生の後期では、まだ自分達で自由にプロジェクト活動をする為の知識や経験が不足しているので、これまで授業形式で各自作曲を進めてきました。

 最後の2回の授業では、今までみんなが作った曲を使い「劇・映画音楽制作プロジェクト期では、こんな事をやってきました」という発表をするための準備をします。

 

手順は以下のようになります

1 ジャンルごとに班を組み、リーダーを決める(リーダーには◯印)

オープニング

BGM

転換M

エンディング

劇中歌

2 グループごとに授業で制作したテープをまとめる。

全員の作品又は班の中で1本のテープかMDの編集をする。

まとめ役

ダビング役

3 全員、又は選曲担当者による選曲

選曲担当

4 プロジェクト発表の役割分担を決める

1)司会進行

2)オーディオ操作

3)題材読み上げ

(説明、台本朗読)

4)配布資料作成

5)進行チェック

6)会計(メディア費)

7)その他の係

5 総リーダーを決定する

(講師 川崎との連絡役となる)

13  発表準備 その2

1 うまくまとまっている場合、授業時間内に予行演習を行います!

  →実際の発表と同じように発表する。

2 はかどりが悪い場合は、発表準備の続きをします。

1)P.47〜P.50に戻り、必要なことを決めていきます。

2)又は作業を進めていきます。

3)不明な点を授業時間内に講師に質問しておきます。

3 「メディア費」について

1)1人当たりでメディア費が支給される予定です。

2)「メディア」とは、フロッピーディスク、カセットテープ、MD、DATなどのことです。

3)会計係を中心に、グループごとにあらかじめ購入し、領収書  を総リーダー経由で作曲学科に提出します。

4)分配

となります。 

 

5 参考文献 他

1)脳内イメージと映像 

            吉田尚哉 (文春新書)

   映像と音楽に関する興味深い考察が含まれています。

2)演劇講座論6 舞台美術・音楽・効果論

            林光 他著 (汐文社)

 非常に細かく劇に音楽を付けることを考察しています。

 効果音や美術が、どういう役割なのか、何を目的としているか、なども知ることができます。

(但し、絶版なので、図書館や古本店で手に入れるしかありま  せん)

3)各種台本、シナリオ

 少し大きい書店の「演劇・映画」のコーナーにはたくさんのTV、映画、芝居の台本やシナリオが置いてあります。

 最近放映されたドラマのシナリオや小説化されたものが文庫本で出る場合も有るので要チェック!

4)映画・ビデオ

 レンタルビデオで構いません。「これは!」と思う作品を観ておきましょう。

5)サントラのCD

 新品でなくとも、レンタルやBook Offなどの中古CD屋さんにたくさん出回っています。

2〜300円で数年前の映画やドラマのサントラが手に入ることもあります。こまめにチェック!

6)ゲーム・アニメの音楽

物語につける音楽として、RPGなどのゲーム音楽やアニメにも大変凝ったものがあります。是非参考にして下さい。ゲームオリジナルの音楽や、そのオーケストラ編曲版などもおすすめ!

7)TV

TVのドラマやドキュメンタリーは、一番身近で毎日観ることができます。

 何となく受け身で観るのではなく、音楽の入りや、スタイル、使われ方などに注意して「自分だったらどうやるか」という意識を持って能動的に観るようにしましょう!

 ただ単に「楽しむ」という気楽な立場では「作る方の気持ち」もわからないし、いつまでたっても制作サイドに入り込めません。

 人を楽しませるために作る立場の人は何をしているか・・・

という視点を持つことを忘れずに!

 

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