Q&Aコーナー (2/4)

QUESTION

ANSWERS

トーナメントにおいてプラから本戦までの組立てについて教えてください。

私の方が聞きたいくらいなんですけども。(笑)

基本的に今の状況としてはプラはプラなんです。恐らくワールドの中で私が1番プラをしないプロだと思います。っていうかできない部分があって、ま、そういうことは言っちゃいけないんですけど。数少ないプラの中でキモを見つけようとするんです。本戦に入ったらプラを引きずらない。本番とプラは違うということが最近になって頭に入るようになってきたんですよ。

魚が釣れた時の状況は覚えておくけれどもエリアとかそういうのはとにかくゼロから。とりあえずプラで釣れた所に行きますけれども殆どの場合が釣れません。以前はその段階で頭の中が真っ白になりました。初日は魚を探す事から始まるというのが最近のワールドの試合です。

今まであまりプラをしないでワールドを何戦も戦ってきて、プラというのがそれほど重要でないというのがわかってきたんです。

知らない湖だと1周くらいしないとマズイですけどある程度知ってる湖だったらあまりプラをする必要がないなと思います。

1日、2日目はそれで終わり。3日目がプラが必要となるんです。

つまり魚が釣れなくなってきた状態で誰も知らないピンを何ヶ所も持っている人が強いんです。そこが私には足りないところです。

もう1つは誰もしない独創的な釣り方をしても2日目にはみんな真似されてしまうんです。ですからそれが独創的ではなくなってしまうんです。

ですから「とどめ」となる釣り方を3日目まで残しておくんです。

日本のワールドではそれが必要となってくると思いますね。

ですから来年の課題は3日目ですね。そのためにはプラをしなくてはならないんです。

験(げん)をかついだりしますか?

ありますよ、あの絵馬だってそうです。(と壁に指を指された)

今、ここにかかってますけど去年は店に飾ってあったんです。その前は車。このときは最悪でしたね。(笑)あとトーナメントの時下着を4〜5枚持っていきますが「これは勝てそうだな」と思うのを最後までとっておくんです。

「絶対ダメだな」と思う下着もあるんです。

それと中央高速で行く時の道順とか。

最近は悪いことを思うとそのとおりになってしまうので思わないようにしてるんです。

今まで行かれたフィールドで1番タフだなと思う所はどこですか?

北部手賀沼ですね。(爆)だってバスいないんだもん。(笑)

取材で行ったんですけど最初に念を押したんです。北部にはいないけど南部にはいるって聞いてたから「どっち行くんですか?」って聞いたら「南部です」って言うので良かったなと思って朝行ったら、ボート屋さんに「ここは北部手賀沼だよ」と言われたんです。(爆)

ボート屋さんが不審な顔してるんですが編集社の人がその本に「北部手賀沼にマークがついてるから大丈夫ですよ」と言うんですよ。それでなるべく南部に近づこうとしてあそこを縦断して水路にはいって雷魚を1匹釣って、夕方になってボート屋さんに戻ってきたら「釣れた?」って聞かれたから「釣れない」と言ったら「そうだろ」と言われたんです。

ボート屋さんて最初会ったとき、信用できないとこがあるじゃないですか、でもそこのボート屋さんの言う事はちゃんと聞いておけば良かった。(笑)

NEXT PAGE

本文へ

”なんでもれぽ”メニューへ
TOPへ