郵政事業庁への報告


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 11月18日(日曜日):夜、帰宅してホームページの画像で裏焼きであること再確認しました。すぐに郵政事業庁へ電話しましたが、日曜日の夜で誰も出ないため、裏焼きを指摘するメールを送りました。

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     大阪市の田中敏彦と申します。
      
      今日(11月18日)、京都の高雄に紅葉を見に行って
     写真を撮ってきました。
      それで気付いたのですが、11月22日に発行される
     「世界遺産シリーズ第5集」の切手画像は、実際と
     違っています。
      高山寺表参道の写真が裏焼きになってます。
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 そして、就寝。ぐっすり寝入ってしまいました。かつては屈折赤道義をリヤカーに載せて星を眺めに行くような天文少年だった私なのに、何百年に1度の大出現だという獅子座流星群を見逃してしまいました。かわりに、郵政130年の歴史で初めてという「裏焼き切手の回収」の引き金をひいたのです。

 11月19日(月曜日):朝9時過ぎ、職場から郵政事業庁へ電話で報告すると、「確認してみます」というあっさりした返事でした。妻は近所の郵便局へ行き、切手のプリントアウトと高山寺のパンフレットを提示しながら事情を説明し、切手シートの実物を見せてもらいました。やはり、ホームページに発表されたままの裏焼き切手が配給されていました。夕方4時頃に再び電話すると「発行延期が決まった」とのこと。

 11月20日(火曜日):切手計画係の方から、「世界遺産を顕彰する切手なのでミスは見過ごせない」「本日午後2時に報道発表」という内容のご返事(メール)を頂きました。

 11月21日(水曜日):新聞やTVで切手の発行延期が報道されました。朝日新聞によると、再発行費用は「1億2700万円」とのこと。さて、ミスを指摘したことは、良かったのでしょうか?あなたなら、どうしました?

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