|
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
◆ミスター売薬の健康雑学 NO.38（変型制関節症１）
ミスター売薬です。
肌の話しをしていますので、今日は、肌とよく似た成分の軟骨についてお話した
いと思います。最近グルコサミンが注目されています。年と共に段々増えるのが、
変形性関節症です。
変形性関節症とは、関節の軟骨がすり減って骨と骨がぶつかって痛みが出る症
状で、炎症を起こすと骨まで変形して、でこぼこしてくることもあります。
変形性関節症は特に体重のかかる膝などに発生する事が多く、その他には股関
節や、ひじの関節などにもおこり、よく使う関節に発症します。少し太りぎみの
人に多いのが、変形性膝関節症（へんけいせいしつかんせつしょう）で、膝（ひざ）が痛くて歩くのが辛い方は、よく見かけます。
４０代くらいから怪我をした所から、関節症を起こす人がいます。５０歳で、
ほとんどの人に変形性膝関節症の前兆のような症状が見られるようになります。
肌が乾燥してきたら、軟骨でも水分貯留性が落ちているという事です。クッショ
ン性が少なくなると、組織が傷つきやすくなります。
膝の屈伸で、ポキポキ鳴るのも前兆の症状だそうです。あなたは、大丈夫かな？
必須アノミ酸のところでお話したように、年と共に様々な成分をつくる機能が
落ちてきます。グルコサミンなども本来自分でつくる事のできる成分ですが、弱
ってきたらやはりグルコサミンそのものを摂取した方が、丈夫になりやすいでし
ょう。
軟骨の構造は、水分を抜くと主成分は、やはりコラーゲンで７０％をしめます。
10％くらいがプロテオグリカンといってコンドロイチンやヒアルロン酸などから
なり、水分をためるスポンジのような働きをしています。というのも特に膝軟骨
は、大変狭い部分に全体重がかかりますので、瞬間的には、数トンに匹敵する体
重がかかります。
このような重量は、とても組織だけでは受け止め切れません。そこで、スポン
ジのような働きを利用して、水を動かしながらその重量を支えているのです。
ですから軟骨の主成分はコラーゲンですが、構造的に一番大事なのは、水をた
める毛のような構造をしたプロテオグリカンです。プロテオグリカンのコンドロ
イチンやヒアルロン酸の材料が、グルコサミンです。
グルコサミンは、ヨーロッパでは変形性関節症の薬になっている国もあります。
栄養素でありながら薬のように効果が期待できる栄養素という事が言えるでしょ
う。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
◆ミスター売薬の健康雑学 NO.39（変形性関節症２）
ミスター売薬です。
変形関節症の続きです。変形性関節症は、ひどくなってからではなかなか思った
ような効果を出す事は難しくなります。
コラーゲン、コンドロイチン、ヒアルロン酸などの軟骨をつくる主成分は、
軟骨細胞が自分の細胞の周りに出す成分です。
炎症によって組織が壊れていくと、軟骨成分をつくり出している軟骨細胞がい
なくなってしまうという事です。
軟骨の成分をつくる人がいなくなってしまっては、どんなに栄養素を摂取しても
つくる事はできません。
ですから重症になってから、グルコサミンをとってもそれなりに効果はあると
思いますが、それなりという事です。完全に治る事はむつかしくなります。
重症になるとお医者さんでは、よく注射をします。「これは潤滑油の注射」と
いわれたら大体ヒアルロン酸の注射です。注射するのはストレスですが、この注
射は比較的にいいと思います。効果は一時的ですが、害もありません。しばらく
の間ヒアルロン酸が、組織を保護してくれますので、痛みも減ります。痛みが減
っている間に運動療法をすることで、治ってしまう人もいます。
最悪なのが、ステロイドの注射です。激痛に悩まされている方には、しかたな
しにステロイド注射する事がありますが、副作用で軟骨が、益々破壊されてしま
います。一時的には大変痛みがとれて楽にはなりますが、「またあの注射して欲
しい」といって、たびたびしていると取り返しのつかない事になります。
栄養療法で、グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲン、そして、ビタミンC
など軟骨にいいと思われる栄養素を摂取する事で効果はありますが、その働きが
炎症によって邪魔される事があります。
分かりやすいイメージとして、火事で火が燃えている所に材料を集めてもなか
なか家をたてる事はできません。反対に火さえ消してしまえば、自己治癒力で栄
養療法の力を借りなくても治っていくこともあるのです。
炎症のおこっている所では、前からお話している通り活性酸素が発生していま
す。そこで強力な抗酸化剤を摂取する事で変形性関節症に効果をだすことができ
ます。
ミスター売薬のお勧めは、フランス海岸松エキスです。その他にもショウガや
キャッツクロウというハーブも炎症をしずめてくれますので、治りやすくなりま
す。
お金に余裕があれば軟骨の栄養素と炎症を抑えるハーブのようなものを一緒に
摂ると効果的です。
痛みが弛んだところで、運動療法もお忘れなく！
|
