肌について

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◆ミスター売薬の健康雑学 NO. 34(肌年令)

ミスター売薬です。
よく肌年令という事がいわれます。テレビを見ていても、実年齢は40歳だけど
肌年令は30代だとか、実年齢は若いのに肌年令は年寄りとう場合も有るかと思
います。

 乾燥は、老化の始まりというように老化してくると肌は、段々乾燥してカサカ
サしてきます。女性であれば家事をしてますので、40代にもなると誰でも指先
が荒れやすくなっているのではないでしょうか。
 中には、20代でもガサガサだという人もいるかもしれません。

ところで、では肌年令が若ければ本当に肌は若いんでしょうか?
 ミスター売薬の老化のメカニズムの話しを思い出して下さい。
 老化の原因は、テロメアがだんだんすり減って細胞分裂ができなくなった細胞
が増えてくる事で、隣の細胞が死んでも、補われず穴になって陥没していくこと
によって起こる事を説明しました。

 ところで20歳で肌年令が35歳だといわれた人がいるとします。一方40歳
の人が肌年令が20代といわれたとします。それでは本当に40歳の人が20歳
の人より若いんでしょうか?
 肌の水分や、脂肪分、その他どんな事で、肌年令を決めているかしりませんが、
40歳の人が20歳の人より若い肌のように見えている事は有るかも知れません
が、本当に肌が若いとは考えられません。
 20歳の人は、栄養不足か乾燥肌で荒れているだけだと思います。もし栄養不
足で保湿成分が不足していているのであれば、食生活を変えるだけで、40歳の
人よりは、ずーと若々しい肌に回復するはずです。
 テロメアの消耗による老化は絶対的老化で、簡単には止める事はできませんし、
回復する事も有りません。しかしなんらかの原因で老化しているように見えるも
のは、原因があって絶対的老化したよりも年をとったように現れているだけで、
絶対的なものではないという事です。
また年のせいだとあきらめていた肌荒れも、原因の解決によってもう少しは若返
る可能性は有ります。

今日はちょっと当たり前の話しでした。
まだちょっと話したい事が長くなりそうなので、今日はこのへんで区切りたいと
思います。
つづき、、、

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◆ミスター売薬の健康雑学 NO. 35(必須アノミ酸)          

ミスター売薬です。
コラーゲンと、エラスチン、コンドロイチンの入った健康食品を飲んでいただい
たお客様で、一ヶ月くらいで肌の調子がよくなって「赤ちゃん肌になってきた!」
と喜んでおられる方がいます。少なくとも40歳以上の方です。
 肉をあんまり食べないとか、偏食するせいで驚く程の効果が出たのではないか
と思いましたが、聞いてみるとそんなに偏食する人では有りませんでした。

若いうちは、少々偏食しても、みずみずしい肌をしています。これは体の中の働
きが活発で、少々栄養のバランスが崩れていても、合成する力が活発ですので、
必要な栄養素の多くを自力で合成していると考えられます。

 しかし、年を取ると体のなかの様々な機能が衰えます。例えばアミノ酸の合成
する力です。
 コラーゲンという肌の主成分のタンパク質がありますが、タンパク質は20種
類のアミノ酸からできています。それらが複雑にからみあった高分子の化合物が
タンパク質です。
 肉を食べてもコラーゲンをつくる為のバランスのいいアミノ酸が、とれるわけ
では有りません。コラーゲンは、骨や皮に多いタンパク質です。
 ミスター売薬はちなみに鶏の皮は大嫌いです。豚骨ラーメンなら大好きですが、、、
どちらにしてもあんまり食べるもんではないですよね。

 学生時代に、理科で習った事が覚えていませんでしょうか。アミノ酸は、必須
アノミ酸という絶対必要なアミノ酸が八種類(現在は9種類といわれます)あって、そのアミノ酸のどれが欠乏してもタンパク質はつくられないという事です。そして一番少ないアミノ酸の量にあわせたタンパク質しかつくられず、どれだけ他のアミノ酸がたくさんあったとしても無駄になってしまうという内容だったと思います。
 必須アノミ酸以外のアミノ酸は、必要に応じて自分でつくる事ができますので、
必須アノミ酸では有りません。当たり前か、、
 
 体の機能が衰えてくると、必須アノミ酸は十分にそろっているはずなのに弱い
組織しかつくれなくなってしまいます。老化現象によって、様々なものを合成す
る機能が衰えてしまうからです。
 そこで結論です。話しは長ったらしかったのですが、中高年の人の栄養の摂取
方法は、すぐ使える栄養を取る事です!体の難しい合成をしなくてもいいように、
肌が弱ければそのものズバリの肌の成分を摂取した方がいいわけです。すると肌
年令を若く保つことができるという事です。
 肌の成分はコラーゲンが主成分ですが、そのほかにもエラスチンも重要なタン
パクの一つです。そして保湿成分はヒアルロン酸とう成分でコンドロイチンの構
成成分からもつくられます。
 もちろんコラーゲンやエラスチンをとってもそのまま肌の成分になるわけでは
有りません。いったんはアミノ酸まで分解されてから自分のコラーゲンやエラス
チンに作り替えられます。しかし他のアミノ酸を合成する必要も少なく、肌をつ
くる栄養がそろっているわけですので、はるかに手間は少なくて済みます。
 あとコラーゲン合成に欠かせないビタミンCもお忘れなく!
 

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◆ミスター売薬の健康雑学 NO. 36(シミは消える?)

ミスター売薬です。
ビタミンCというとやっぱりシミ予防です。
あるお客様で、少なくとも60歳以上の方ですが、若い頃顔中シミだらけだった
そうです。ところが、薬局にすすめられてビタミンCを1年くらい続けたら、消え
ていったそうです。それからビタミンCはそんなに飲んでいないそうですが、シミ
はできていないとのこと。一時は、結婚もできないんではないかと思われていた
そうです。現在結構いい家に住んでいますので、いい結婚ができたのでしょう。
 その話しを聞いて、ちょっとショックでした。ミスター売薬の理論がおかしい
のかと思いました。ビタミンCでシミに効くはずがないと思っていたからです。

 ミスター売薬の理解しているスタンダードなシミは、メラニン色素をつくる色
素細胞が変性して、メラニン色素をつくり続けるアクセルが止まらなくなって起
こると理解しています。これは老化と共に増えますので、老人班ともいわれるよ
うなシミで、治る事は有りません。ビタミンCを取ると少しは、つくるのを止める
働きが有りますが、治りません。
 
 そこで、どうもそのお客様の若い頃のシミというのは、そのスタンダードなシ
ミでは無さそうです。
 よく火傷をした後に紫外線を浴びるとシミができます。しかし火傷でできたシ
ミは、1年くらいで消えていきます。これはどういう事かというと、この場合の
シミは、色素細胞の変性でできたわけでは有りません。
 
ちょっと皮膚の構造を見ておいて下さい。
http://www.sofina.co.jp/skincare/advice/advice16/con00/

皮膚は、大きくは表皮と真皮に別れます。表皮の一番下の部分にメラニン色素を
つくる色素細胞(メラノサイト)があります。その色素細胞のある部分を基底膜
といいます。普通は、基底膜の下には、メラニン色素は落ちませんが、火傷や怪
我などによって、炎症が起きると基底膜の下の部分にも、メラニン色素が入り込
んでしまいます。上の表皮の方にあがったメラニン色素は、新陳代謝と共に段々
上にあがって28日で、消えていってしまいます。しかし下の真皮の部分に落ち
込んだメラニン色素は簡単には、代謝されません。
 そこに、紫外線にあたってしまうと黒い色がついてシミになってしまいます。
よく見ると火傷によるシミは、ちょっと色が薄いのが特徴です。これは、表皮の
底の真皮の部分に入り込んだ入れ墨のようなシミで、表面に出てきた色素ではな
いからです。

 おそらくそのお客様も昔ですので、栄養も余りいいものを食べていなかったの
かも知れません。組織がなんらかの原因で弱くなり、あちこちの基底膜が壊れて、
色素が真皮に落ち込んだと考えられます。ビタミンCを飲む事によって、組織が強
くなってメラニン色素が落ち込む事が無くなり、落ち込んだ色素も徐々に消えて
いったのではないかというのが、ミスター売薬の予測です。

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◆ミスター売薬の健康雑学 NO.37(シミの種類)

ミスター売薬です。
(沈澱型のシミ)
シミの続きです。前回のシミは、表皮の底の真皮の部分に沈澱した色素が原因の
シミで、これはビタミンCもいいかも知れませんが、肌年令を若返らせる方法で、
効果が有ると思います。すなわちコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の材料
になるようなものなどを多めに摂取して、それとコラーゲンをつくる時に欠かせ
ないビタミンCを取り続けることです。組織がしっかりして色素の新たな沈澱が無
くなると、1年くらいで、だんだん消えていく可能性が有ります。勿論急激な日
焼けなどで、炎症をおこしてしまうと、また沈澱してしまう事は有ると思います。
怪我もしないように、、、
 もしかするとこの沈澱型のシミの方が、スタンダードなシミかも知れません。

(突然変異型のシミ)
スタンダードがどちらかよく分かりませんが、もう一つのシミは、色素細胞(メ
ラノサイト)が変異して色素をつくる働きが止まらなくなって起こるシミです。
遺伝子の損傷によって起こるのか、何が原因で起こるか分かりませんが、とにか
く色素細胞に突然変異が発生する事によっておこります。
 このような細胞の異常は、年を取るとあちこちに出てきます。私はこの色素細
胞の変異もガンの仲間と思っています。ガン細胞も突然変異が原因です。
 目の縁は紫外線が直角に当たり一番強い紫外線を受けやすい場所です。そこに
よくホクロ(ポリープ)ができたりしますが、遺伝子の損傷によっておこる細胞
の異常な活動が原因です。
 細胞の異常は繰り替えし炎症を起こす事によって、DNAに修復不可能な損傷が発
生する事によっておこります。運悪くガン遺伝子を動かすような損傷を起こして
しまったのがガン細胞です。
 
 最近子供用の日焼け止めクリームがよく売れているそうですが、シミのメカニ
ズムがだんだん分かるようになったからだと思います。要するに子供の頃からの
累積によって炎症を起こした回数が多ければ早く老化しますし、突然変異型のシ
ミが多くなるという事です。
 特に女の子なら、気をつけたいですね。

 テレビを見ていたら、以前は、はだかんぼうにして、外で元気よく遊ばせてい
る事が売りの保育園でも、現在はなるべく日陰で、帽子をかぶらせて遊ばせるよ
うになったそうです。

この老化からくる突然変異型のシミの治す方法は、私にはわかりません。腕のた
つレーザー治療をしてくれるところで解決できるかも知れません。