ゲームの世界を作る(6)

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いっぽう、ホームステイにやってくるロボットはこれまでも何回かこの家にお世話になっていて、多分剣術もちょっとはかじっている。
剣術で闘うのは宗家の女がやっていて、同じのはつまらないから、こっちは無手で闘うようにしようと。
研究中のロボットだので精神年齢は少々低く、無邪気な正義感で突っ走ることがある。
ロボットというのは基本頑丈で性能としては人間の肉体より高いので、それが武術という攻撃的な要素を扱うことは正義になるのか悪になるのか?
というテーマもあるな。
もう一人のロボットはもっと精神年齢が高いけれども、内蔵ソフトウェアが不安定で暴走することがある。
研究者がそれを危惧して処分しようとするが脱走を試みる。
とりあえず脱走は成功するが、不安定さをどう克服していくか、が話の主幹になる。
こうしてくると三者三様に問題点があって、それをどう自分の課題として解決していくか、が話のミソになってくる。
それを導いていくのが最後の巫女で、だから話の筋上出てくる情報は大概知っているし、他三人に対して助言を与えていくのも彼女になる。
主人公としては若干脇に引いているかもしれんが、話を動かしていくという意味では本当の主役かもしれんね。
まあ、いろいろ考えてキャラクターの性格付け、背景なんかをつけているけれども、ただ格闘ゲーム作りたい程度なら、「格闘大会が開催される。XXは○○という目的のため参加を決意するのだった」くらいのバックストーリーでいいと思うけれどね。
どこまで作りこむかは各人の自由だと思うよ。
ただ、ビジュアルノベルみたいなしっかりしたストーリー表現機能をつけるんだったらこれくらいは考えたほうがいいかも、という例でございました。
うーん。
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