ゲームの世界を作る(3)

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さて、ウサの作った世界というのは、「石油燃料で走る自動車やバイクはあらかた電気モーターで動くものに置換されてしまい、騒音や排気ガスを出して動くメカは一掃された後の世界」なのじゃ。
わりと未来の話っぽかろ?

うんまあ、エコとかいってる今の世界よりは若干未来っぽい。
まあウサがこの話を考えた頃はあんまりエコとかいってなかったし、ゲームのなかでもそんな詳しい話もしていないけれど、設定としてはそう考えていた。
未来になれば石油枯渇とかも真剣に扱われて、その結果内燃機関はなくなっているんじゃないかとかぼんやり思ったわけよ。
そのぶん静かなモーターやらなんやらは発達して、その結果ロボットのアクチュエータとかもずいぶん静かなんだろうなと想像をめぐらせてみた。
モーター音のしない、人間らしいロボットの実現ね。
さよう。
というか、人間は同じような姿かたちの同胞が欲しかったのではないかとね。
哲学的になるわね。
でなきゃ人型のロボットなんてわざわざ作らないだろうし。
で、そのころには人型で動くロボットというのは機械的には出来ているのだろうけれど、脳みそ・・・智恵のほうはどうか。
まだまだ発展途上で、人間の家庭に入り込んで生活の中で学習を重ねるロボットとかいるのではないかというあたりでキャラクターが一つ出来たわけですよ。
あるいは研究所の高い塀の中でひたすら実験の対象とされて生活しているかもしれない。
高い知能が備わるようになれば、そういう生活に疑問を感じ脱走を企てるものも出てくるだろう。
そういうあたりでもう一人。
ロボットとしてはこれで二人。
そして、ロボットが生活の中で学習していく場を提供する側の人間が一人。
ホームステイするホストファミリーかね。
現代でいえば。
そうやって科学が発達しても、人間の心とか精神とか、まだまだわからない世界であり、そこに対して癒しとか智恵を授ける側の人間も厳然として存在する。
シャーマンとかミコとかね。
科学で割り切る世界になればなるほど、そういう「心の医者」的な人材も必要になるだろうということで神社の人間を一人。
というわけでウサの初めてのゲームでは4人の主人公が決まったわけぴょんさ。
4人って少なくない?
いや最初はそんなもんでいいのっさ。
えんえん作業してると飽きてくるので、最初はそのくらいの規模で問題なし。
あと一人隠しキャラがおったが、直接メインのストーリーに大きくかかわってくるようなこないような。
まあ初期状態で使えるプレイヤーキャラとしては出さないわけだので。
というわけでキャラ立てが決まった状態で、さらに各キャラの作りこみを次にしていくわけだ。
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