Someting in the water 〜魚信〜

2001年7月14日版
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★暑いっすね〜
いや、暑いですね(前回と同じ小見出しですね、よく見たら)。そして梅雨明けしてしまいました。今年は梅雨らしい梅雨もないうちに梅雨明けしてしまった感じですね。確かに雨は降らなくなりましたが、梅雨前線はまだ日本海海上に留まり、この前線に向かって南風が吹き込むため、太平洋側、特に沿岸部は強い南西風が吹くことが多く、海はシケ、更に水温も下がるという釣り人には歓迎できない天気となります。

梅雨前線が消え去って本格的な夏になっても南西風は吹きやすくなります。朝はひんやりして過ごしやすくても、段々と気温が上がってくるに伴い、沖から風が陸に向かって吹きます。これを海陸風と言うそうで、相模湾や東京湾などは如実に影響を受けます。この時期は庄三郎丸の社長に「朝が勝負、いつ南西風が吹き込んでくるか分からないからね」とハッパをかけられて沖へ出たものです。

★夏の釣り
さて、そんなわけで今週も南西風で出船中止や早上がりという船宿が多かったようです。出船出来ても水温低下で釣果奮わず、この時期は天気がいいからと言って喜んで出漁すると痛い目に遭うことも多いです。気を付けましょう。

で、今回は「これからの夏の釣り」と題して、ちょっと書いてみたいと思います。

やはりこれからの時期は「青物」ではないでしょうか。銭洲ではムロアジ泳がせのカンパチがそろそろいい感じで釣れているようですし、神津島周りでもいいようです。新島周りでも一発勝負ながらヒラマサが釣れています。このへんの遠征青物は、行けば必ず釣れるというものではないですが、その分面白い釣りモノであります。

★外房のカンパチ
同じカンパチでも、今年面白そうなのが勝浦、御宿沖のカンパチ。この沖のイサキは今年は7月いっぱいで禁漁になるそうで、その後の釣りモノを各船宿とも開拓し始めている様子です。その中で面白そうなのがアジ1尾掛けのカンパチです。今のところ、数も出ず、型も3kg弱ということですが、あの泳がせ釣りのドキドキ、ワクワク感は味わえると思います。時期を見て私も行くつもりです。宏昌丸の情報が参考になります。

思えば、この手の釣り、ずっと魚にフラれ続けた時期もありました。でも、ちょっとしたきっかけでブレイク出来るんですよね。

あと、これから面白いのは相模湾や東京湾口に入り込んでくる本ガツオやメジマグロですね。ここ2〜3年はワカシ釣りが今ひとつ奮わなかったのですが、カツオやメジが替わりに回遊してきて船宿の屋台骨を支えている?ような気がします。ワカシと同じカッタクリで狙えますし、釣り味ではワカシより数段上ですしね。

★本がつお
特に私が好きなのは本ガツオ釣りです。釣り味もいいですが、やっぱり食味目当てというのが本音です。釣りたてのカツオの身のその新鮮な色、その旨さと言ったらもう・・・。ここ3年は大型(3kg〜)のカツオの回遊がありました。とくに3年前の相模湾は岸からすぐそばまで群れが回ってきて皆を驚かせました。昨年は5kg級なんてのも釣れていたようです。私は運良く、良い日にあたることが出来ました。ま、夏から秋にかけての釣りと言った方が正しいかもしれません。

★やはり平日よ
ということで、このカツオ、やはり突っ込むなら平日、それも群れが回ってきた直後が勝負。常に翌日は休めるような仕事の仕方をしなくてはなりません^^;)。今年もカツオの回遊があるといいなぁ、と暑さの中考えながら会社に向かう毎日です。

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