家族別姓・2(情報提供)

(実は子だくさんのお母さん鉄塔)
お母さん鉄塔「上柴線−5番基」に着目してみると、面白いことがわかってきます。
この鉄塔には、上部の奥から手前に2回線、左から右に4回線、左から鉄塔を軸として手前に2回線の送電線が通っています。
それぞれを繋ぎ止めている腕金は短く、鉄塔全体をすらっと見せているという効果もありますね。
でも、面白い部分はここではありません。
それでは、次の写真をご覧ください。
埼玉県熊谷市にて

(足下に注目!)
これは、最初の写真の左手前の足部分です。
どの鉄塔にもこういうプレートが取り付けられています。
上から順番に見ていきますと、向かって手前側に「上柴線2」、左側に「行田線2」と「肥塚線2」「小川線2」、手前側に「小川線2」となっています。(「2」は2回線のうちの2番目ということ)
気が付きました?
最初に説明した送電線の繋ぎ方に対応しているのです。
上柴線 |
上段の奥から手前に真っ直ぐ2回線 |
行田線 |
左から右に真っ直ぐ2回線 |
肥塚線 |
左から右に真っ直ぐ2回線 |
小川線 |
左から手前に角度を90°変えている2回線 |
思い出してみましょう。
子供鉄塔は「小川線−16−1」、お父さん鉄塔は「行田線−16」でしたね。
そして、お母さん鉄塔は「上柴線−5」。
お母さん鉄塔からお父さん鉄塔に渡る送電線は、上から「行田線」「肥塚線」「小川線」。
お母さん鉄塔から子供鉄塔に渡る送電線は、「小川線」のみ。
お母さん鉄塔の一番上にあるのは「上柴線」。
どうやら、その鉄塔についている名前に関係ありそうです。
そうなのです。鉄塔の名前と送電線に付いている名前には、非常に深い関係があるのです。
これは驚きましたね。目から鱗が落ちた思いです。
たくさんの送電線が集まっている鉄塔はこういう点に注意してみると、思わぬところから出発している送電線同志が顔を合わせているという発見があるかもしれません。
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