さなぎ・2

(接地旗のついている腕金 亀戸線−50)
引き続き「亀戸線−50」です。
送電線が切られている状態の亀戸線では、工事中に感電事故等を起こさないように、まだ張られている電線を直接接地して(地面につないだ状態にして)いるようです。
その証拠が「接地旗」。
四角い旗、頂点を結んだラインで黄色と黒の色に塗り分けられています。さらに、黒字の部分には「接地」という文字が黄色く浮かび上がっているのです。
(接地旗についてはJAMMITさんのページに紹介されています)
この鉄塔では接地旗は真ん中の腕金に取り付けられていました。
しかし、一番上の腕金には、もっと別のモノが取り付けられていました。

(巣!)
最上部の腕金。
その中間部には、なにやら細い棒のようなモノが組み合わされた塊がありますね。
なんでしょう?
どうやら、カラスか何かの巣のようです。
たぶん、旗を取り付けるときに、ついでに巣を取り払うことだってできたこととは思います。
いつかはそうするのでしょうか?
それとも、送電を再開してもそのままになっているのでしょうか?
最近のカラスはおっかないですからね(笑)
話は変わって、赤い矢印の先にあるもの。
これは、送電線を接地するためのケーブルのようです。
腕金の先っぽから延びた線は、途中の補強材部分でからげられ、さらに「巣」の少し左側で鋼材にネジ止めされているみたいです。鉄塔の鋼材はそのまま地中につながっていますので、接地されていることになるのです。
20000709